5月18日のエントリーでLibreOffice 3.5シリーズにJava 7は使えないと書いた。これはその時LibreOfficeの挙動の問題だと思い、バージョンアップによる改善を期待していた。しかし一向に改善される様子がない。その内に海外のLibreOfficeのフォーラムであるfreedesktop.orgにも同様のバグが登録され、とある方が、「LibreOfficeの問題ではなく、Javaのアンインストールとインストールの挙動による問題である」と指摘をし、解決策を記述していた。今回それを会社のノートPCと自宅のデスクトップPCで解決策を実行し、LibreOffice 3.5.5でJava 7 Update 5が使えるようになったので、備忘録としてここに記述したい。なお当方のOS環境はWindows 7 SP1 32bitであることを記しておきたい。原文はfreedesktop.orgのコメント15にある。ここでは64bit版についても触れられているが、32bit版のみの説明になってしまうことをご容赦いただきたい。また、レジストリをいじるので、実行は自己責任でお願いしたい。
1.まずインストールされているJava及びサードパーティ製のJava関連ソフトは全てのバージョンをアンインストールする。
2.管理者権限でregedit.exeを起動し、以下のレジストリを削除する。
HKEY_LOCAL_MACHINE|SOFTWAREJavaSoft
3.以下のレジストリも削除する。
HKEY_CURRENT_USERSoftwareJavaSoft
4.エクスプローラーを使って、以下のフォルダを削除する(もしアンインストールで削除されていないければ)。
C:Program FilesJava
5.以下のフォルダも確認し、java.exe,javaw.exe,javaws.exeがあったら削除する。
C:WindowsSystem32
6.再起動をかける。
7.以下のURLからJava 7 Update 5のWindowsオフライン版をダウンロードする。
8.Java 7をインストールする。
9.スタート-コンピューター-右クリックでプロパティ-システムの詳細設定(左脇にある)-詳細設定タブ-環境変数と進んでいく。
10.システム環境変数を調べて、「PATH」がなければ、新規で変数名に「PATH」、変数値に「C:Program FilesJavajre7bin」と入力し、OKをクリックする。もし「PATH」がある場合には、編集をクリックし変数値の既に入力されている値の最後に「;C:Program FilesJavajre7bin」と入力する。
11.エクスプローラーで以下のフォルダーをたどっていき、設定ファイル「javasettings_Windows_x86.xml」を削除する。
C:ユーザー<ユーザーネーム>AppDataRoamingLibreOffice3UsersConfig
12.LibreOfficeを起動し、ツール-オプション-JavaでJava 7のラジオボタンにチェックを入れる。
多分これでJava 7での動作が可能になるはずである。
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