ザンスカール帝国のタシロ大佐は、ある目的を持ってエンジェル・ハイロウに退却をし、クロノクルの艦隊と合流しようとする。それは女王マリアを拉致し、カガチの政策から反乱を起こそうとするものであった。そうとは知らないウッソたちはタシロの艦隊の退却に引きずり込まれ、エンジェル・ハイロウの近辺でファラと交戦する羽目になる。シャクティは母マリアの後を継ごうと決意するが、タシロの反乱により、母と離れ離れになってしまう。
物語が佳境に入り、ボルテージがアップしている本エピソード。Vガンダムの欠点とも言える登場人物の背景の薄さをカバーしながら、次第にクライマックスに入っていく様は興奮の一言である。女王マリアとそれを支えるカガチ、タシロといったキャラクターがこれまであまり語られていないにもかかわらず、このエピソード辺りからよりフィーチャーされていくようで、ザンスカールの敗北がこの内紛によってなされるような気がしてくる。そしてファラとウッソの戦いが激化していて、それがいいところで次回に続く、となってしまうのには唖然とした。続きが楽しみ。今エピソードでは久しぶりにマーベットがシュラク隊と共に交戦に入るのも見所の一つかもしれない。
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