HP MediaSmart DVDの問題点

ブログのアクセスログをチェックしていると結構「HP MeadiSmart DVD」でBlu-rayが再生できないというようなキーワードで訪れる人が多い。すでに僕はこのソフト使うの止めてしまっているが、PowerDVDの使い勝手から、何となくその再生できない理由が分かってきているので、ちょっとだけ記しておく。

Blu-rayにはAACSという著作権保護システムが搭載されている。これは古いバージョンの保護システムが破られると、次は新しいバージョンにアップグレードされてしまうというものである。その為にソフトウェアでBlu-rayを再生するときには新しいバージョンに対応している必要があるのだが、これが多分「更新情報を確認いたしますか」という問いかけになっているのだと思う。そして問題なのは、このソフトを作っているのは多分PoweDVDを作っているCyberlink社で、更新データが存在していないのではないかという疑念があるのである。それはPowerDVDの対応を見ても明らかである。

ではどうしたら良いかというと、とりあえず試してみて欲しいのは、HP MediaSmart DVDを立ち上げると「設定」項目があると思うが、これを立ち上げて、アップデートがないかを確認することである。何故か知らないがHP社は自社のホームページで最新版の提供をせずに、CyberLinkに任せているのである。ここでアップデータがあれば、アップデートをすることが必要である。それでも駄目な時は、諦めてPowerDVDの製品版を買うか、AnyDVD HDのような著作権保護システムの除去ソフトを買うかである。

どちらにしても余計な出費は避けられないが、実のところBlu-rayはPCでみるよりちゃんとしたBlu-rayプレイヤーで観たほうがトラブルは少ないので、ソフトに出費するぐらいだったらプレイヤーを買ってテレビにつなげたほうが精神衛生上いいかもしれない。