米書店チェーン2位のボーダーズ・グループ(本社・ミシガン州)が来週にも米連邦破産法11条を申請して倒産する見通しになった。複数の米メディアが11日報じた。ネット経由の書籍販売や電子書籍の普及で業績低迷が続いていた。
米メディアによると、同社は14日か15日に破産法を申請。その後も業務を続けるが、670超ある店舗の約3分の1を閉鎖し、2万人弱の従業員のうち数千人を解雇する見通しという。
同社は1971年創業。90年代に一時、米スーパー大手Kマートの傘下に入ったことがあったが、95年に独立して上場。効率的な在庫管理システムを武器に、米最大手バーンズ・アンド・ノーブルに次ぐ規模に成長した。
しかしここ数年は米アマゾンなどの無店舗型の書籍販売が急速に伸びたことに加え、最近はアマゾンの「キンドル」などの電子書籍も成長。自ら電子書籍端末も手がけたが減収は止まらず、直近の2010年8~10月期の売上高は前年同期比18%減で、3四半期連続の純損失だった。
朝日新聞より
最近本屋では本を買っていないことが多い。というのも本屋ではほしい本が見つからないからである。僕の場合で言えば、横浜や川崎といった大都市に出かけるときには本屋に寄って何か本を買うこともあるが、その他の時はもっぱらAmazonである。近所の本屋では品ぞろえがベストセラー中心になってしまい、僕が読んでみたい内容の本は扱っていないことのほうが多い。結局今回のボーダーズ・グループの倒産は、僕と同じような思いをしている人が多いという事に起因しているのではないかと思う。今後街の本屋の経営はますます苦しくなってくると思う。そのときにどんな手を打って生き残りをかけてくるかにかかっていると思う。個性的な品ぞろえをして、ネット書店とは違うイメージを持てるかがカギだと思う。
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