惑星を探索中のトレスやパリスたちは、フェイジという病気に冒されたヴィディア人に捕まってしまい、トレスは遺伝子操作により、クリンゴン人と地球人の二人に分裂されてしまう。クリンゴン人となったトレスは、何とか脱出を図ろうとし、また地球人のトレスもヴィディア人のコンピューターにアクセスをしてフォースフィールドを解除しようとするのだが、二人の意志の強さが衝突を起こしてしまう。
初期の異星人としてヴォイジャーに立ちはだかることになるヴィディア人のエピソードとして、クリンゴンと地球人のハーフであるトレスの内面を描いた作品になっている。元々クリンゴン人と地球人のハーフであるがゆえに悩むことになるトレスの貴重なエピソードとして成り立っているが、演じているロクサン・ドーソンの素顔が見られるのも貴重な一本ではないだろうか。クリンゴン話は、「スター・トレック ディープ・スペース・ナイン」でも色々描かれているが、こちらのほうでも度々描かれることになる。
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