あらすじ
大火により弱体化した惑星連邦だったが、ディスカバリーの活躍により、再建が進められてきた。艦長になったバーナムは、かつて連邦の一員だった種族と交渉し、連邦に再加入を勧める。サルーは、自身の住んでいた惑星に戻り、新たな生活をしていた。連邦の再建により、アカデミーに125年ぶりに新入生が入学することになり、バーナムが演説する。そこには大統領も存在していた。そんな中、連邦に宇宙ステーション、ディープ・スペース・ベータ・6から救難信号が入る。何かにぶつかり、基地の制御が効かなくなり、生命維持装置も停止しているという。ディープ・スペース・ベータ・6に近い船はなく、胞子ドライブを持つディスカバリーだけが救援に駆けつけることができたので、ディスカバリーはディープ・スペース・ベータ・6に急行する。そこで見たものは、制御を失い、高速で回転・移動している基地の姿だった。どうも重力の歪みに衝突し、制御ができなくなっているようである。バーナムは、基地にクルーを二人転送で送り、基地の制御を取り戻させようとするが、重力の歪みによる氷の集団が現れ、基地とディスカバリーに襲いかかる。ディスカバリーはシールドを展開して自身と基地を守ろうとするのだが、限界があった。バーナムは基地から乗組員10名とクルーを救い出そうとするのだが。
感想
シーズン1から3までNetflixで全世界に配信され、熱狂的な人気を博しながらも、制作会社のパラマウントの配信サービス戦略によってNetflixでの配信が突如終了し、日本でのシーズン4の配信が未定のまま半年以上経過していた「スター・トレック:ディスカバリー」、突如2022年6月10日からGoogle PlayとYouTubeでのシーズンごとおよびエピソードごとの有料購入コンテンツとして配信が始まってしまった。パラマウントの配信サービス、Paramount+の日本での展開が未定なので、「スター・トレック:ディスカバリー」の日本での視聴は絶望的と思われていたのだが、予想外の展開でびっくりしている。朝、情報を得て、午後からシーズン4の第1話を鑑賞したのだが、期待通りの面白さである。ストーリーはシーズン3に引き続き西暦3000年を舞台にディスカバリーが活躍する展開になっているが、第1話では、今後の展開に流れていくと思われる重力の歪みについてのアクシデントと、その解決についてのエピソードが語られている。そして、サブタイトルの「コバヤシマル」とは、スター・トレックではお馴染みの勝ち目のないシミュレーション訓練のことを指し、バーナムにその勝ち目のないところでの心のありようを大統領が指摘する、という展開になっている。ラストがブックの故郷の星の運命が描かれ、次の展開が気になるところである。予想外の配信にびっくりしているが、これからしばらくYouTubeで「スター・トレック:ディスカバリー」が楽しめそうである。
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