「オッペンハイマー」でアカデミー賞に輝いたクリストファー・ノーラン監督の最新作になる「The Odyssey」が「オデュッセイア」の邦題で2026年に日本公開されることが決定したと、今朝の映画関連メディアが告知していた。
前作「オッペンハイマー」が原爆の父と呼ばれるオッペンハイマーの半生を描いた作品だったため、日本公開がなかなか決まらずに映画ファンとしてはヤキモキさせられたものだが、最終的には日本でもIMAXシアターを含む全国劇場で公開され、ヒットを記録したのは記憶に新しい。
実は今回の「オデュッセイア」の日本公開を行う配給会社は、「オッペンハイマー」と同じくビターズ・エンドなのである。アメリカ本国ではユニバーサル・ピクチャーズ公開だから、普通日本では東宝東和が配給しそうなものだが、東宝東和は「オッペンハイマー」で配給を逃げたので、日本にとって問題作であった「オッペンハイマー」を無事公開できた実績を買ったのか、と思っている。小規模公開ならばまだしも、IMAXを含む全国劇場での大規模公開を成し遂げた実績は大きいと思う。
今回の「オデュッセイア」は、クリストファー・ノーラン監督が映画の最初から最後までIMAXフィルムだけで撮影、編集をするということが伝えられてきている。つまり、これまでのノーラン監督のIMAX映画であったIMAXシーンと通常フィルムの混在がそもそも存在しない。日本ではIMAXフィルムの上映館は存在しないが、IMAXフィルムと同じアスペクト比、大きさを誇るレーザーシアターは東京・池袋と大阪・エキスポシティの2ヶ所あるので、その2ヶ所だけはノーラン監督の意図した画面を完全に堪能できることになる。
アメリカでは2026年の夏に公開が決まっているが、今日のニュースだと2026年に日本公開が決まったものの、2026年のいつというのはまだ未定なので、日米同時公開は難しいかもしれない。それでも「オッペンハイマー」みたいに配給会社未定で放置されていたのに比べれば、配給会社が決まって、劇場上映確定したのだけでも安心できる。どうも、全国のIMAXシアターでは今日から予告編、というか特報だろうけれど、上映しているようである。IMAXシアターに行っていないので、ネットでの話だけで書いているけれど。
どちらにしても、来年は期待してもいいかもしれないなとは思っている。
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