あらすじ
イーニッドが死ぬことは無くなったものの、アダムス・ファミリーの誰かが代わりに死ぬ運命になったことをウェンズデーは知った。
学園長であるドートは若かりし頃、バーテンダーをやっていたギデオンと知り合い、二人で金儲けのためにのけ者の学園を作り出そうと意気投合する。ギデオンはその後カルト教団のリーダーとなって追われる立場だった。
ドートはなんとか学園の資金を集めようとウェンズデーの祖母と交渉するが、ウェンズデーの祖母は金を出さないことでドートに恥をかかせようと思っていた。しかし、母が学園に隠れているのを発見されてしまったビアンカがウェンズデーの祖母に魔術をかけてしまい、祖母は学園に金を出すよう心変わりする。
ガルピン親子とアイザックはタイラーの母の不調を回復させようと、動物病院に押し入る。そして、薬を手に入れようとするができず、タイラーから輸血をすることで一時的に不調回復を図る。
イーニッドは死から免れたものの、満月でもないのに狼に変身するアルファ化という現象のため、行動を制約される。今度狼になったら元に戻れず、仲間から殺されると言われ驚く。
ビアンカの元にウェンズデーが訪れ、事件の真相を聞き出す。そして、事件解決のためにビアンカとイーニッド、アグネスを使うことになる。
そして、パーティーの夜、ドートの野望を打ち砕くべくウェンズデーが仕掛ける。
感想
最終回手前のエピソード7は、ネヴァーモア学園の学園長になったドートの知られざる野望が明るみになって、その野望が最終的にはウェンズデーや学園ののけ者の仲間の手によって打ち砕かれるという、爽快な展開になっているのが特徴である。数々の謎がある程度は明らかになって、解決の方向に向かっているのは見ていて気持ちがいい。
もっともドートの野望のせいでネヴァーモア学園ののけ者たちが一時的とはいえ苦戦するのは見ていてハラハラするし、アダムス・ファミリーが追い詰められていくのは緊迫感があった。モーティシアと母の関係も含めて、アダムス・ファミリーの関係性が強調されたエピソードだったのではないかと思う。
一方で未解決のガルピン親子とアイザックの生存に向けた動きなどが最終回に向けて残されているので、気になるところである。アイザックに共感するパグズリーの生死を含めてどうなっていくのか、最終回が楽しみである。
このエピソードの見どころは、ドートの口を割らせる仕掛けを作るためのイーニッドとアグネスのダンスにあるのではないかと思っている。正体不明のアグネスがウェンズデーから拒絶されたものの、イーニッドからは一定程度受け入れられたところに面白みがある。ウェンズデーとイーニッドの関係も面白いが。
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