レビューの詳細は、『スパイナル・タップ』4K UHD Blu-ray(輸入盤)レビュー|“ドキュメンタリーの顔をした大傑作コメディ”。ロック業界の虚栄と混乱を笑い飛ばすロッキュメンタリーの金字塔【Dolby Vision / dts-HD MA】を参照のこと。
僕がこの映画の存在を知ったのは、DVDの時代だった。なんで買ったのかは覚えていないが、輸入盤DVDでこの映画を見て、ドキュメンタリー映画のフリをしたフェイク・ドキュメンタリー映画としての面白さに心が引っ掛かるものがあった。
2025年、The Criterion Collectionから4K UHD Blu-rayのリリースが告知されたので、2025年に公開された「Spinal Tap II:The End Continues」を含め、改めて4K UHD Blu-rayを購入し、見直してみようと思っていた。
今日、映画は見たいが上映時間が長いものは見たくない、という心理から、82分しか上映時間がないこの「スパイナル・タップ」を20年ぶりぐらいに見直してみた。
改めて見直してみたのだが、やはり作品の作りが上手い。意識していないと、本物のドキュメンタリー映画として見てしまいそうである。本作が長編監督デビュー作になったロブ・ライナーの手腕が光っていると思うのだが、架空のロックバンド、スパイナル・タップが実在しているかのように見えてしまうところは、この作品の凄さにつながっている。
4K UHD Blu-rayではあるが、撮影は16mmを使っている。だから画質的には解像度も黒の締まりも不満が残るが、ドキュメンタリーを装っているのだから、その不満を箇所がよりドキュメンタリー映画っぽく見せる手段だと言える。
音響はdts-HD MA 5.1chのサラウンドであるが、スパイナル・タップのライブシーンの音質が素晴らしくよく、臨場感にあふれている。ベースやドラムの低音の響きが攻撃的で、迫力満点である。サラウンド感も十分あり、自分がライブ会場にいるかのように感じられる。
購入時から「いつ見ようか」と思いながら別の映画を優先していたのであるが、今日、この「スパイナル・タップ」を見たことで、続編の「Spinal Tap II:The End Continues」を見るタイミングができたのは嬉しい。The Criterion Collectionのリリースだから日本だと4K UHD Blu-rayがリリースされることもないだろうから、輸入盤で見られたのは嬉しいひとときである。

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