レビューの詳細は、BIRTH OF THE DRAGON(Blu-ray)/バース・オブ・ザ・ドラゴン/輸入盤DVDで観た映画のレビューを参照のこと。ブルース・リーがサンフランシスコでカンフーの道場を開いていて、その弟子がアメリカ人であるということから中国人社会から激怒され、少林寺の僧であるウォン・ジャック・マンとブルース・リーが戦ってリーの主張が認められたという事実をベースにした映画ではあるが、その事実だけをベースに、物語自体は完全にフィクションになっているがために、出来が悪い作品になってしまっている。カンフー映画としても、あまり魅力的ではなく、主人公がリーではなく、その弟子であるスティーヴという若者なので、話の腰を折られた気分になる。物語としては短い96分ではあるが、盛り上がりに欠けるため、意外と長く感じるところである。日本ではどうも劇場公開はされず、イベント上映になる模様なので、ビデオリリース時に見る可能性が高いと思うが、ブルース・リーファンであっても別に見なくてもいいのでは、と思われる映画である。
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