スター・トレック ヴォイジャー 第86話「史上最大の殺戮ゲーム PART I」

ヴォイジャーはヒロージェンに捕まり、本来ならば殺戮されるところをホロデッキでの殺戮ゲームに駆り出される。ジェインウェイ以下多くのクルーが神経接続器を取り付けられ、第2次世界大戦でのドイツ軍との戦いを体験させられる。しかも神経接続器のお陰で個人の意識が失われたまま、プログラムでの意識を持って行動していた。ヒロージェン内部でも異論はあるが、一人のヒロージェンという種族の衰退を憂いた判断により、ホログラムは実行される。しかし、ホログラムに参加していないキムとドクターの反乱により、セブンとジェインウェイの意識が取り戻され、ホログラムの一部が破壊される。

ここのところ危険な種族としての位置が確立したヒロージェンが今回も主役の物語。と言っても狩猟民族であるはずのヒロージェンが、ヴォイジャーのクルーを狩るのではなく、ホログラムを用いて実験を続けるというのが新しい試みだと思う。それがヒロージェンの種族の衰退を憂いての行動ということで、新機軸を立てようという意識が見て取れる。でもヒロージェンがドイツ軍になっているというのはなんかのジョークかと思う。大抵「スター・トレック」シリーズで第2次世界大戦を描くと、主人公側は連合軍になっていて、敵がドイツ軍になっているのはパターンである。それだけ現実のドイツ軍の悪行が印象深いということか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました