映画「ダークナイト ライジング」(IMAX DIGITAL版)

クリストファー・ノーラン監督による「バットマン」シリーズの最新作にして、最終章の作品。前作から8年後という設定で物語はスタートする。シリーズだけあって1,2作目を観ていないと物語の理解に苦しむことになるかもしれない。特に今回の敵であるベインとブルース・ウェインの関係は1作目の「バットマン・ビギンズ」の話と絡むので、予習が必要。話としてはバットマンがヒーローとして復活を遂げる展開になっているが、物語の中心人物として、ブレイクという若き刑事を配していて、彼の描写が多いので、彼から見たバットマン像という見方ができる。キャット・ウーマンも物語でバットマンに協力したり、ベインに協力したりと忙しく、魅力を感じる。キャット・ウーマンがバット・ポッドを乗りこなすのはちょっと驚き。「ダークナイト」の時にスタントマンで乗りこなせたのがただ一人だけだという話を聞いているので、誰か別のスタントマン見つけたのかなと感心していた。そして新兵器が登場するのも興奮させられる要因である。流石に「ダークナイト」の時のジョーカーに代表される狂気はないものの、作品の出来はかなりいいと思う。IMAX DIGITALシアターで見たが、撮影にIMAXカメラを用いているだけあって、映像の鮮明度は半端ない。追加料金払っても見る価値はある。

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