Macでハイレゾが再生可能なメディアプレイヤーというと有名なのはAudirvana Plusである。$74とちょっと高価ではあるが、その高音質には定評がある。一方僕が買ったのは、JRiver Media Centerと言うソフトで、$49.98の価格立てになっている。こちらは元々Windows版が先に開発されていて、Mac版は後の開発になってしまった為に、Windows版で搭載されている動画の再生機能は省かれている。しかしながら、JRiver Media Centerでもハイレゾ音源の再生は可能で、USB-DACの性能に合わせて、解像度を変更出来る他、Audirvana Plusと同じくサンプリング周波数のアップスケーリングを利用出来るため、MP3やAACといった圧縮音声もハイサンプリング周波数での再生をすることが出来る。特筆すべき点は、Audirvana PlusがiTunesと連動してiTunesの登録曲目をiTunesの回路を通さずに再生するのに対し、JRiver Media Centerの方は元々Musicフォルダ内の曲を自動で登録して、それをダイレクトに再生する点である。Audirvana Plusと比較して、動作させるソフトウェアが1つでいいので、容易に操作出来るという利点がある。音質は多少Audirvana Plusの方がすっきりしていて聞きやすい気もするが、Jriver Media Centerの方もかなり高音質で再生出来る。DSDの再生に対しては、USB-DACの性能に合わせ、88kHz/24bitにダウンコンバートされて再生される。また、JRiver Media Centerの特徴として、ファイルのメタタグを書き換えることが出来るため、他のソフトとの連携に対し、優位を発揮する。残念なところは、日本語で利用可能なのだが、どうもMP3ファイルの日本語に対して少々弱いようで、いくつかのファィルは文字化けするところがある。30日間の無料トライアルがあるので、興味ある方は試してみるのもいいだろう。
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