首都圏のAM3局、TBS、文化放送、ニッポン放送は、この度、総務省から3日付でFM放送の予備免許を付与されるそうである。基本的に災害時の電波の確保が目的だが、その他にAM放送が、首都圏などの都市圏部で様々なノイズや高層ビルの障害で受信が難しくなってきているというのがある。もちろんそれを見越して、radikoというインターネットサイマル放送がある訳だが、災害時には電気が使えないという危険性があることから、総務省はAM3局にFM放送のサイマル放送を許可したことになる。実際に本放送が始まるのは来年春以降だそうだ。ただ、周波数はこれまでのFM放送よりも高い周波数で送信され、かつてNHK総合のアナログTV放送で使っていた帯域を使用するそうである。今のFMラジオは大体NHKの周波数もカバーしていたと思うから、聞けるとは思うが、場合によっては対応していないラジオもあるかもしれない。ラジオを取り巻く環境は厳しさを増すばかりだが、ラジオ好きの僕としては、もう少し頑張ってほしいなと思う。この対策が、ラジオに取って好転の状況になればいいと思う。
コメント