あらすじ
2063年、地球人はバルカン人とのファースト・コンタクトをしていた。しかし、地球人は敵対の意識のないバルカン人を襲撃。その100年後、地球帝国は、ソリア人と戦闘状態にあった。ISSエンタープライズは、フォレスト艦長の指揮下の中、任務を続行していたが、副長のアーチャーが反乱を起こし、艦長に就任する。そして、アーチャーはソリアの領域に入ることを指示する。実は、ソリアは時空の歪みを作ることに成功し、100年後の連邦の船を拿捕することに成功していたことをアーチャーは知ったので、その船を奪還して、ソリア人に対し有利に事を運ぼうとしていたのである。艦内の指揮系統はめちゃくちゃだったが、解放されたフォレストも、アーチャーの進言を受け入れ、ソリアの領域に入って、100年後の連邦の船を奪還する作戦を遂行する。しかし、アーチャーらが100年後の船に入って、調査している最中、ソリアの攻撃を受け、ISSエンタープライズは沈没する。
感想
ここにきて、なんとTOSやDS9でおなじみの鏡像世界の話を持ってくるとは、意外な展開である。物語冒頭が「スター・トレック ファースト・コンタクト」そのままかと思いきや、コクレーンがバルカンを殺害する展開に唖然としてしまう。その後に続くオープニングクレジットや、エンドクレジットも、特別展開なので、物語の異様さが引き立っている。クルーの設定も、正常な世界のキャラとはすべて異なり、特にホシの妖艶さは、いつものホシと違うので、なんか企みがありそう、と思ってしまう。ホシ以外のキャラも皆、腹に一物ありそうで、新鮮さが感じられる物語になっている。エンタープライズがソリアン・ウェブによって撃沈してしまうのは、結構ショックである。まあ、100年後の宇宙船は残っているので、なんとか続きでその船が動くのだろうけれど。
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