映画「スパイダーマン:ホームカミング」(IMAX 3D/ブルク13)

アメリカの人気コミック、「スパイダーマン」の2度目のリブート作で、かつ初めてマーベル・シネマティック・ユニバースの一作となったのが、この「スパイダーマン:ホームカミング」である。過去の「スパイダーマン」が、スパイダーマン誕生秘話になっていたのに対し、今作は、「シビル・ウォー:キャプテン・アメリカ」でトニー・スタークにスカウトされた後の、スパイダーマンが、スタークに認めてもらいたくて、正義の暴走をするという、凝った作りになっている。当然、トニー・スタークもいくつかのシーンで登場するが、スタークのサポートをしているハッピーが、ピーターのお守りをするという展開となり、彼の出演シーンが結構多い映画になっている。過去の「スパイダーマン」と変わらず、ピーターの若者特有の悩みも描かれるが、アベンジャーズに入りたいピーターの正義っぷりが、面白い映画作りにしているといえる。ラスト間際では、意外な登場人物も出てくるし、エンディングの後のおまけ映像は、ギャグなので、全般的に明るいノリの映画だといえるだろう。IMAX 3Dの映像は、鮮明で迫力ある映像を提供しているが、終始シネスコサイズなのは、残念。フルスクリーンで見たいところである。

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