この12月15日から全世界で公開された「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」、北米での週末の興行収入で2億ドル以上を稼ぎ、大ヒットになっている。日本でも公開開始4日で16億円を稼ぎ出し、好スタートを切っている。だが、この作品を見たファンの評価は結構微妙なのである。映画評論家の評価をまとめたRottenTomatoesでは、批評家の評価が93%と高評価なのに対し、ファンの評価が55%とかなり乖離しているのである。また、TwitterやSNS、掲示板でも批判的な意見が結構見受けられる。僕個人はこの作品には高評価を与えているが、それは予想をことごとく裏切る展開に新鮮さを感じたからだが、ファンの中の多くはその展開がご都合主義だとか、展開が裏切りすぎとか、そういう自分が持っているスター・ウォーズの理想と外れてしまっていることから、批判している例が多いようである。僕もスター・ウォーズは好きだが、新三部作が開始された当初から「これはルーカスの考えたスター・ウォーズではない」と思っていたから、あまり自身のスター・ウォーズ観に捕らわれていないようにしようと思っていたが、今回、制作側がそれを取り扱っているように感じる。まあ、批判的ファンは、どのシリーズを見ても批判はするのだろうから、多分次のエピソード9でも批判はするだろうし、気にしていては映画は楽しめないと思う。ただ、ディズニーが配給会社になって、過去のシリーズとは展開が変わっているなとは思う。それは確かだと思う。
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