今日のImpress Watchによると、Microsoft Officeのソフトの一部であった数式エディター3.0が1月9日から突如削除されるということで、ネット上で混乱が広がっているという話であった。実はこの数式エディター、サードパーティ製のソフトウェアで、MathTypeというソフトの機能制限版とのことである。このソフトに脆弱性が次々と発見されたものの、バージョンが古く、しかもサードパーティ製であるがために、Microsoft側での修正ファイル適用も難しいことから、ついにこの数式エディターを削除することになったそうである。ただ、すでにOfficeには別の数式エディターが存在しているので、使い勝手が悪化することはないとのことである。もともと数式エディター3.0がこれまで残されてきたのは、Office 2007より前のバージョンとの互換性のために残されていたとのことなので、もういい加減互換性を気にしなくてもいいのではないかと思う。Microsoftの場合、互換性を気にするあまり、結構古いコードを使っていることが多いので、リスクが大きくなりがちである。その点Appleはバッサリ切るので、絶えず新しい環境にしないといけない。まあ、どちらがいいかはユーザーの判断に任せるが、シェアで言うならば、Microsoftを支持するのだろうなと思う。
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