レビューの詳細は、アースクエイク バード/Apple TVで観た映画のレビューを参照のこと。リドリー・スコットが製作を担当し、アリシア・ヴィキャンデルが主演の東京を舞台にしたミステリーということで、期待して見たのがこの「アースクエイク バード」であるが、ちょっと期待外れ気味だったかなと思わざるを得ない。レビューの詳細でも書いたが、主人公ルーシーを被写体にして写真を撮る禎司という男を演じているのが、3代目J SOUL BROTHERSのメンバーの一人なので、演技力がなく、何を考えているのかが全くわからない。そこが不満点としてあげられると思う。その代わりに東京の撮影は、なかなか実在の東京をなぞっている感じがして、ハリウッド映画にありがちな変な日本という雰囲気はあまり感じられなかったように思う。物語は主人公ルーシーにかけられた殺人事件の容疑を、警察の事情聴取と、主人公の回想シーンで構成されていて、どのように殺人事件が起こっていったのかが分かる仕組みは面白い。ラストはそういう展開かと思ったものである。主人公たちの異国の地で暮らすという違和感がちゃんと描かれているようには思う。ただ、出来はあまり芳しくはないので、期待はしないほうがいいかもしれない。
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