レビューの詳細は、GEMINI MAN(Blu-ray)/ジェミニマン/輸入盤DVDで観た映画のレビューを参照のこと。アカデミー賞を受賞したアン・リー監督がウィル・スミスを主演に持ってきて、映画としては革新的なハイフレームレートで撮影されたのがこの「ジェミニマン」である。ウィル・スミスが中年の殺し屋と自分の若い時を彷彿とさせるクローン人間の二役を演じる、ということで期待したのだが、アメリカの映画評論家が酷評した通り、思ったほどストーリーに面白みがない。アン・リー監督はアクション映画の中に人間ドラマを持たせようとしているようだが、それが失敗に終わっていて、アクションシーンも思ったほど盛り上がらないのが欠点かと思う。中年の殺し屋対クローン人間の対決も途中からクローン人間が心変わりしてしまうので、二人の自分が対決するという展開を期待すると肩透かしに合う。今回、4K UHD Blu-rayを購入したのだが、視聴環境が4Kではないので通常のBlu-rayで試聴したわけだが、4K UHD Blu-rayは60fpsのハイフレームレートで収録されているので、技術的に楽しみたい方は4K UHD Blu-rayで見た方がマシかもしれない。ただ、通常のBlu-rayもDOLBY ATMOSで収録されていて、その効果は抜群なのでBlu-rayだけでもサラウンドは楽しめる。なお、通常のBlu-rayは日本語吹き替え、日本語字幕が入っているので、輸入盤を購入しても視聴は楽である。
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