映画「2001年宇宙の旅」(輸入盤4K UHD Blu-ray)

 レビューの詳細は、2001:A SPACE ODYSSEY(4K UHD Blu-ray)/2001年宇宙の旅/輸入盤DVDで観た映画のレビューを参照のこと。2018年は「2001年宇宙の旅」の制作50周年で、70mmプリントによる上映会や、IMAXデジタルシアターでの公開、4K UHD Blu-rayの発売、NHK BS 8Kでの放送と様々なイベントがあった。2018年に今日鑑賞した「2001年宇宙の旅」の4K UHD Blu-rayも購入していたのであるが、当時は4Kの視聴環境がなかったので、同梱されていたBlu-ray Remasteredバージョンでの鑑賞になっていた。今日、気分的に4K UHD Blu-rayバージョンでの鑑賞をしたくなって、見たわけであるが、65mmネガフィルムから丁寧な色補正、埃、傷の排除といった作業を行い、HDRの効果を施して製作された4K UHD Blu-rayの本作は、目を見張るほどの高画質映像が広がっている。あまりに高精細なので、特撮のアラが見えてしまうぐらいである。色調もコントラストが高く、素晴らしい映像を発揮している。音響はdts-HD MA 5.1chでTheatrical Mixでの試聴をしたのだが、70mmの6チャンネルトラックは、スクリーン裏に5ch、サラウンドに1chを配置しているはずで、サラウンドがステレオになっていないところにポイントがある。ただ、音は広がりが結構あるように感じる。149分という長尺の映画だが、飽きさせるところがない。ただ、単調な映像と音響が続くので、居眠りしてしまう観客もいるとは思う。この4K UHD Blu-rayは現状最良のメディアで提供され、映画の魅力を発揮していると思う。