スター・トレック ヴォイジャー 第61話「謎の小惑星」

ヴォイジャーはある異星人の要請で度々襲いかかる小惑星の破壊を請け負っていた。しかし、光子魚雷を用いても小惑星は蒸発せず、破片が地表に落下して被害を大きくしていった。地上にいる博士からこの件に関する情報があると聞いたトゥヴォックとニーリックスは地表に降りることになるが、シャトルは破損してしまって帰れなくなってしまった。しかし、宇宙エレベーターがあることを知ったニーリックスはトゥヴォックを説得してこれで大気圏を突破することを目論み、博士やその助手、エレベーターに潜んでいた女性らと共に大気圏からの脱出を図る。一方ヴォイジャーの調べで、小惑星は自然のものではなく、人工的に作られたものであることが判明する。

物語は一応エイリアンによる他の土地への侵略を描いてはいるものの、主題はトゥヴォックとニーリックスの関係を描いたものである。何だかんだと、1シーズンに1回ぐらいこの二人の関係が描かれているような気がするが、今回は、ニーリックスもただのお調子者としてではなく、トレスらに訓練を受けて、立派に士官らしく振る舞うようになっている所が肝である。そのニーリックスの直感と、トゥヴォックの論理性の対立と和解が今エピソードの見どころではないかと思う。どちらかというとバルカン人の理論が今回は負けているような感じがする。特にラストシーンなどはそんな感じを大きく受けているようである。

コメント

タイトルとURLをコピーしました