機動戦士Vガンダム 第36話「母よ大地にかえれ」

リガ・ミリティアは中心人物であり、ウッソの母でもあるミューラ・ミゲルを救出すべく、モビルスーツをモトラッド艦隊に向けて出撃させる。しかし、ベスパのピピニーデンは、ひとつの卑劣な作戦を計画していた。それはゴズ・バールというパイロットにミューラ・ミゲルを人質に戦い、V2ガンダムを倒そうという魂胆だった。ガンダムを倒せばリガ・ミリティアの戦力を削げるという発想である。かくしてウッソは母を人質に取られた中、戦いを強いられることになる。

今エピソードは、ウッソの母であるミューラ・ミゲルが死亡するというエピソードで、元々話的に暗いのだが、その中でもラスト、ウッソが母の首のヘルメットを見るシーンにその残虐性を見出すことが出来る。Vガンダムは意外と人の死に対して、残酷性を発揮していることが多いと思うのだが、今エピソードなどはその典型かもしれない。ガンダムシリーズでは、主人公の親が死ぬというシーンはちょこちょこあるが、Vガンダムの展開ほど残虐ではないかもしれない。そういった意味では、富野監督の闇の部分が出すぎていると感じられる。

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