映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(Apple TV 4K/Netflix/4K UHD)

 レビューの詳細は、ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(4K UHD/Netflix)/Apple TVで観た映画のレビューを参照のこと。監督、脚本を務めたクエンティン・タランティーノの監督第9作目の映画が、この「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」である。1969年のシャロンテート殺人事件をベースに、ハリウッドの虚実入り乱れる展開を映像化したのが、この映画の特徴である。シャロン・テート殺人事件がベースと書いてはいるが、映画では意外な展開になっていて、現実とはかなり違うストーリーになっている。物語は落ち目のTVドラマスター、リックとそのスタントダブルであるクリフの再起をかけた行動を中心に、1969年のハリウッドを描くという物であるが、前述のシャロン・テートやロマン・ポランスキー、ブルース・リーなど実在の人物が登場するので、かなり面白い。ただ、ブルース・リーの描き方に関しては、ブルース・リーの遺族が批判しているという話も聞く。映画はNetflixで鑑賞した。Netflixでは映画会社から買い付けた作品については基本HD画質にとどまっているのだが、一部SONY PICTURESの映画に関しては4K UHDで配信されることもある。この「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」も4K UHD/HDR10で提供されていて、高精細かつハイダイナミックレンジでの映像を提供している。音響はDOLBY DIGITAL PLUS 5.1chでサラウンドしているが、周辺の騒音がサラウンドするなど、効果的な演出がなされている。お薦めの映画である。

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