映画「ラ・ラ・ランド」(輸入盤4K UHD Blu-ray)

レビューの詳細は、LA LA LAND(4K UHD Blu-ray)/ラ・ラ・ランド/輸入盤DVDで観た映画のレビューを参照のこと。2016年の映画であるが、この映画は輸入盤Blu-rayで既に所有していた。しかし、eBayで4K UHD Blu-rayが出品されているのを知り、eBayで買って、4K UHD Blu-rayの方で鑑賞したのが、今日の話である。なので、輸入盤Blu-rayは未開封のまま、見ることもなく終わっている。映画は2016年のアカデミー賞で6冠を受賞しただけあって、優れたミュージカル映画に仕上がっているかと思う。映画冒頭のロサンゼルスの渋滞した高速道路での「アナザー・デイ・オブ・サン」のミュージカルシーンは鳥肌モノである。映画はミュージカル映画であると同時に優れたラブロマンス映画にもなっていると思う。セバスチャンというジャズピアニストを目指す男性と、ミアという女優を目指す女性の出会いと恋愛、別れを1年という期間の中でじっくり描き、物語に引き込んでいく面白さがある。映像は4K/HDR10で収録され、往年のミュージカル映画に敬意を払った形でのシネマスコープサイズで2.55:1という特別横長の映像に仕上がっていて、カラフルな色彩を見事に表している。音響はDOLBY ATMOSであるが、ミュージカルシーンが多いので、思ったほどイマーシブなサラウンドにはなっていない。とはいえ、音楽の鳴り方は魅力的ではあるし、サラウンドも効果は発揮している。総じて評価の高い映画である。