昨日の記事でも少し書いたが、2022年7月18日にApple認定整備済のM1 Pro MacBook Pro 14インチのセットアップの中で、一番解決に時間がかかったのが、Apple WatchによるMacの自動ロック解除の設定ができないことに対する対処だったと思う。
ご存じない方もおられるかもしれないが、「システム環境設定」-「セキュリティとプライバシー」-「一般」タブに「Apple Watchを使ってアプリケーションとこのMacのロックを解除」という項目があり、Apple Watchを所有している人は、ここのチェックを入れると、Macのロックが自動で解除されるというものである。
しかしながら、2019年のMacBook Proから2021年のM1 Pro MacBook Proにデータを移行し終わって、設定を見直していた時に、「Apple Watchを使ってアプリケーションとこのMacのロックを解除」にチェックを入れると、スピニングホールが少し回った後、「MacとApple Watchが通信できませんでした」とエラーを吐いて、MacBook Proのロック解除にApple Watchが使えない状態になったのである。
自力では、Apple Watchの再起動、M1 Pro MacBook Proの再起動までは行なったのだが、改善しなかった。やむなく、Appleサポートに電話をかけて、解決策を探った。Appleサポートは、まずApple Watchの強制リセットを指示し、それを行なったが改善せず。それから「キーチェーアクセス」というアプリで、「表示」-「不可視項目を表示」し、右上の検索窓に「auto unlock」とキーを叩いて、出てきたデータを全削除、さらに「unlock」で検索して出てきたデータも全削除し、M1 Pro Macbook Proを再起動かけたが、これでも改善しなかった。
最終的には、Apple WatchをiPhone 13 Proからペアリングを解除して、再度ペアリングを行ったところ、事態は急変し、「Apple Watchを使ってアプリケーションとこのMacのロックを解除」にチェックを入れたところ、無事に自動ロック解除の設定ができたのである。
もちろん、これまでに行ってきた対処法のため、Apple WatchやM1 Pro MacBook ProのApple Payのデータは全て飛んでいて、もう一回最初から登録し直しになったのだが、それでもApple Watchを腕に装着しているだけで、M1 Pro MacBook Proのロックが自動解除されるのは、使い勝手がいいと思う。もし、同様のトラブルに見舞われている人がいたら、上記手順をいろいろ試してみてほしいと思う。どこかの手順で解消すると思うから。
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