スター・トレック:ローワー・デッキ シーズン3 エピソード1「自宅待機」(Amazon Prime Video)

あらすじ

セリトスのフリーマン艦長は、パクレド星を破壊した容疑をかけられ、裁判を受けることになる。フリーマン艦長は実際にはパクレド星を破壊したことはないのだが、状況証拠が残っていた。娘であるマリナーは、母親を救うために、真相の情報を探していたが、ボイムラーが個人日誌にフリーマン艦長のログを密かに記録していたことが明らかになる。しかし、そのログはセリトスの艦内にあり、セリトスはドライドックにて修復中だった。マリナーたちは地球で待機していたために、セリトスに近づくには、警備の厳重な転送装置で移動するしかなかった。しかも、転送装置はある生命体が地球に接近中のため、使えなかった。一計を案じたマリナーたちは、ゼフレム・コクレーンがヴァルカンとファースト・コンタクトを行った土地に行き、アトラクションのフェニックスを改造してセリトスのあるドライドックまで接近する。そこでボイムラーの個人日記を見つけ出すのだが、その日記はパーソナルすぎて使い物にならなかった。そのためマリナーが暴走する。

感想

アメリカでのParamount+での「スター・トレック」独占配信のため、日本での配信が危ぶまれていた「スター・トレック:ローワー・デッキ」のシーズン3だが、無事、Amazon Prime Videoで配信が開始された。相変わらずのドタバタエピソードだが、主役のマリナーやボイムラーといったキャラたちの愛すべき性格に、楽しみが募る。このエピソードはセリトスの艦長フリーマンがパクレドの星を破壊した罪で裁判に掛けられるが、娘のマリナーがボイムラーたちを巻き込んで母の容疑を晴らそうとする展開である。でも、フリーマン艦長の容疑が晴れるのは、マリナーたちの活躍とは無関係なところが、笑える。このエピソードでは、他のシリーズで出てきた店やキャラが登場して、シリーズを見ている人にはニヤッとするのもポイントである。具体的にはラザフォードとテンディが食事しているのが「スター・トレック:ディープ・スペース・ナイン」の主人公ベンジャミン・シスコの父が経営しているレストランだったり、「スター・トレック:ファースト・コンタクト」で重要な役割を果たすゼフレム・コクレーンが登場したり、と結構面白いアクセントになっている。Amazon Prime Videoの検索では「Star Trek」で検索しないと表示されないので要注意だが、また、「スター・トレック」のシリーズ最新作がしばらく見られるのは朗報である。

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