iOS 16とwatchOS 9がリリース

9月8日のApple新製品発表会で予告されていた通り、今日の未明、iPhone用のiOS 16とApple Watch用のwatchOS 9がリリースされた。iPadOSとmacOS Venturaは10月リリースと告知されているので、今日のアップデートはiOS 16とwatchOS 9、それとtvOS 16だけかと思っていたら、実はHomePodOS 16やiPadOS 15.7、macOS 12.6もリリースされていたので、結局はいつものアップデート祭りになっていた。

今回、iPhone 14 ProやApple Watch Series 8を買い替えないという判断を下したことで、楽しみはOSのメジャーアップデートだけになってしまったのだが、結構アップデートには時間がかかった。iOS 16はいつものマイナーアップデートとそう違いはなかったのだが、watchOS 9が1.8GBも容量があったため、かなりアップデートに時間がかかった。なので、Apple WatchのwatchOSを9に上げるのだったら、時間的余裕を持った方がいいと思う。また、あまり所有者はいないと思うが、Apple TV 4KのtvOS 16もアップデートに時間はかかる。こちらも時間的余裕を見ておいた方がいいと思う。HomePodOSは15.7と16が同時ダウンロードされるので、これも時間はかかる。

で、朝からOSのアップデートを行い、iPhone 13 ProにインストールしたiOS 16とApple Watch Series 7にインストールしたwatchOS 9を少しカスタマイズしてみた。まずはiPhone 13 Proの方だが、ロック画面がまず今までの表示と異なっている。カスタマイズ前でも時刻表示のフォントが大きく異なっているので、印象がかなり変わるはずである。また、通知の表示位置が画面中央から画面下部に移動したので、これも大きな違いになったと思う。

壁紙がLIVE壁紙が使えなくなったので、新たな壁紙を設定した。ロック画面にウィジェットが設定できるので、天気予報と株価、ニュースを表示するように設定し、壁紙は自分が撮影した写真から選択してみた。僕は大抵iPhoneのカメラはiPhoneを横使いにして撮影するので、壁紙に合う写真があるか疑問だったが、iPhone側で自動トリミングした適切な写真が提示されていたので、それを選択した。結構いい感じである。iPhone 14シリーズだとロック画面の常時表示機能が使えるので、ロック画面のウィジェットも効果あると思うが、iPhone 13 Proはロック画面の常時表示機能はないので、ロック画面起動時にしかウィジェットは見られないのは、ちょっと残念ではあるが、便利になっているとは思う。

iPhoneの機種によってはできない機能ではあるが、iPhone 13 Proでは、バッテリー残量の数値表示もできるようになったのは、わかりやすい機能である。この機能は初期設定では無効にされているので、「設定」-「バッテリー」から「バッテリー残量」をオンにする必要はある。ここ数年のiPhoneではコントロールセンターを呼び出さないとバッテリー残量の数値が見えなかったので、常時表示できるのは便利である。

買い物に行く際に、音楽を楽しみながらスーパーに行こうとしたら、立ち上がってきたのが「パーソナライズされた空間オーディオ」の設定画面であった。出かける手前で設定がうまくいかなかったので、スーパーから帰った後に設定し直した。iPhoneとAirPods Proを接続(要は耳に装着)して、「設定」-「Bluetooth」-「AirPods Pro」のインフォメーションから、「パーソナライズされた空間オーディオ」の設定ができる。これは、使用者の顔の形や耳の形をTrueDepthセンサーでスキャンして、頭部伝達関数を使用者の顔や耳の形に最適化して、空間オーディオの効果を最大限に発揮するもので、DOLBY ATMOSのサウンドをリスニング時には、最大の効果を発揮する。iOS 16になってからAirPods Proのノイズキャンセリング効果が上がったようで、道路側を歩いて音楽を聞いている時に、周囲の雑音が減った気がする。

Apple Watchの方に話を振ると、まず文字盤が大幅に追加されたのが目につく。Apple Watch Series 8からNIKEモデルがなくなったので、通常のApple Watchの方にもNIKEの文字盤が解放されたというのもあるが、従来の文字盤もさまざまな種類が追加されている。ここ数ヶ月、僕はメリディアンという文字盤を使っていたが、今回のwatchOS 9へのアップデートを機に、モジュラーにしてみた。モジュラーもこれまであったタイプではなく、気象状況が全てわかる文字盤で、画面動作時には水色を背景にした文字盤を選択してみた。コンパスがApple Watch Ultraに合わせたのか、刷新されていて、精度が高くなっている感じはする。また、心拍数アプリも大幅に刷新されていて、見やすくなっているのがポイントである。通知は、Apple Watchの画面上部にバナーの形で現れ、時計を邪魔しないので、見易いと思う。今日は運動はしないからわからないが、ワークアウトもだいぶ変わっているようなので、明日の朝散歩でのワークアウト操作が楽しみである。Apple WatchはSeries 8ではSeries 7とは体温計程度しか差がないので、Series 7を使っている僕でもそれなりに楽しめそうである。もちろん、Apple Watch Ultraを購入したならば、よりガジェット的には面白くなりそうだが、Apple Watch Ultraのスペックは大した運動をしない僕としたら、オーバースペックなので、まだ迷っているが、今の所購入はしない予定である。ネットで見たら、普段使っているMagSafeデュアル充電器では充電が難しそうと書いてあるのも、ちょっと購入対象外になる要素である。

総じて、iOS 16とwatchOS 9での変化は、今後のiPhone 13 Pro及びApple Watch Series 7を使っていくのに、楽しみが増えた感触はある。今後、いろいろな使い方をテストしてみて、楽しんでいきたいと思う。

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