沖縄県知事選挙は、玉城デニー氏が再選

昨日、沖縄では県知事選挙があった。結果として、現県知事である玉城デニー氏が再選という形になった。対抗馬であった候補者は、統一教会との関係があったことが暴露されたことで、急速に支持を失っていたのが大きい。玉城デニー氏が再選したことで、米軍普天間基地の辺野古への移設に対して、明確にノーを突きつけた格好になっている。

なんでこんなことをブログの記事にしているかというと、実は先日の台風の時にAmazonで買ったノンフィクションの本というのが、ノンフィクションライターの藤井誠二氏が書いた「玉城デニーの青春」というなんかタイムリーなんだか、偏向報道に繋がりかねないんだか分からない玉城デニーの人生を周囲の人々や本人から聞き取ることで、もう一つの沖縄戦後史を浮かび上がらせる意図を持った本を買って、今読んでいるところだからである。当然僕は福岡在住なので、沖縄知事選挙の投票にはなんの影響を及ぼすことはないが、この本は当然沖縄でも売られているわけで、その辺のタイミングが微妙だったのも事実だと思う。

で、この「玉城デニーの青春」を今、読み進めているところなのだが、面白い、と言える本であるのである。玉城デニー氏の経歴をこの本を読むまで知らなかったし、単に日本本土のマスコミの報道で米軍普天間基地の辺野古への移設に反対している人という知識しかなかったのだが、本を読み進めていると、かなり複雑な人生を送ってきている人のようである。そうなると、今の沖縄の舵取りをするのには、玉城デニー氏が適任ではないかと思うようになってきて、それで沖縄知事選挙で再選された、というニュースを聞いたので、安堵を感じているところである。

本自体はまだ序盤の段階しか読んでいないので、本全体の感想は、全部読み終わったらまた書いてみたいが、日本本土のマスコミの報道ではわからない真実の沖縄を知っておくことは、沖縄に魅了された者としては、重要なことであると思う。インターネット等で沖縄の施作を批判している人は、沖縄の真の姿を知らないで日本の姿に当てはめて物を言っているのだと思う。僕は、そういう意見に違和感を感じているので、こういう「玉城デニーの青春」のような本を読んで、沖縄を学ぶことは必要に感じている。

玉城デニー氏が県知事再選したことで、日本の政府との対立は続くと思われるが、個人的には頑張ってほしいなと思っている。その辺は本を読み終わってから、また書いてみたいと思う。今はまだ全容がわかっていないので。

コメント

タイトルとURLをコピーしました