佐野元春、名盤ライブ「Sweet 16」を見ての感想

今日、横浜のKT Zepp Yokohamaで佐野元春の名盤ライブ「Sweet 16」が開催された。勤労感謝の日の祝日であったので、わざわざ福岡から遠征してきたので、少し書いてみたい。

まず、今日は雨がざんざんぶりという悪天候の中、開場時間が大幅に遅れ、雨の中、外で待たされた、というのが、あまり印象良くない。10年前の名盤ライブ「SOMEDAY」の時も入場の手続きが悪く、イライラさせられたのであるが、今回も同様である。どうも会場設営の問題があったらしいが、雨がざんざん降っている中待たされるのは、少々不満が残る。

ただ、入場後のロビーの様々な仕掛けには、ちょっとご機嫌になるところである。佐野元春が「Sweet 16」で乗車していたモンキーバイクなどが展示され、結構ファン目線で楽しませてくれるからである。また、KT Zepp Yokohamaだけのようだが、チケット代にドリンク代も入っているので、別途ドリンク代を請求されないのも、面倒がなくていい。

グッズ売り場では、今回のライブのために作ったTシャツやピンバッジ等が売られていたが、目玉は大阪のライブの模様を収録した来年に配信される予定の鑑賞券を会場限定で販売していたことだろうか。28日には、入場特典のBookとDVDセットで配信鑑賞券を販売するとのことだが、今日のライブ入場者にはBookとDVDは重複するので、配信鑑賞券だけの販売は財布に優しいところではないだろうか。もっとも、配信鑑賞券だけ欲しいファンも多そうだが。

ライブは、素晴らしかった。Sweet 16 Grand Rockestraと銘打ったバンドメンバーたちが、アルバム「Sweet 16」の完全再現に挑むのだから、結構興奮する。セットリストは当然アルバム「Sweet 16」の収録曲そのものなので、意外性はないが、「廃墟の街」など、絶対人気のなさそうな曲を完全再現している様は、まさに魅力的である。

ライブ本編はアルバム「Sweet 16」の収録曲通りなのだが、アンコールは、意外性はある。思わず「なんで?」とは思ったが、アルバム「SOMEDAY」の再現ライブの時のようなアウトテイクスがないので、こういう選曲もいいかと思った。アンコール曲は2曲ある。

演奏時間が1時間20分と短いのを除けば、かなり満足のいくライブだったと思う。オープニングの寸劇もちょっと笑いをとっているが、こういう寸劇もありかとは思う。何より、佐野元春が楽しそうに歌っているのを見るだけで、心がいっぱいになってくる。今回見られなかった人は、来年の配信を楽しみにしているといいかと思う。

雨の中、入場を待つ観客

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