パナソニックのBD-R生産終了について思うこと

2023年1月23日に、パナソニックが録画用のブルーレイディスク、BD-Rの生産を2023年2月をもって終了することを発表し、結構大きな反響を呼んだと思っている。僕個人も割と「時代の流れの中で仕方ないかな」とは思い、ブログのネタとして何か書けないかなと思っていたが、別のことを書いていたので今日になってしまった。

僕個人は10年ほど前にブルーレイレコーダーを入手し、いくつかの地上波やBSのテレビ番組をHDDに保存し、BD-Rに焼くという行為はしていた。一時は再生できなくなる前にと思い、音楽コンテンツのレーザーディスクをブルーレイレコーダーのHDDにエンコードし、BD-Rに焼いて、それをMacに取り込んでmp4ファイルとして保管したこともある。

ただ、いつの間にかBD-Rに焼く行為をしなくなっていた。面倒臭いからである。BD-Rのレーベルを作成するのも面倒になったし、そもそもHDDからBD-Rに焼くという行為をすること自体が面倒になった。そのうちにブルーレイレコーダーそのものが壊れ、使えなくなったのと、テレビを買い換えると番組録画はUSB経由で外付けHDDに保存する方法に変わったこともあって、BD-R自体使わなくなった。

BD-Rもそうだが、BD自体も売れ行きが毎年落ち込んでいっていて、毎年前年割れが続いていて、しかも売れ行きの大半を占めるのはジャニーズの音楽BDという有様で、映画のBDはほとんど売れていない、という現実を知るにつれ、「ディスクメディア自体の時代は終わりつつある」と思うようになっている。

実際、最近は映画を見るのでもほとんどApple TV 4Kでストリーミング配信の映画がメインになってきてしまったし、4K UHD Blu-rayも1ヶ月か2ヶ月に1回、2枚程度の購入に減ってしまっている。以前は月に4-5枚の購入をしていたのだが。

そういう意味では、時代がディスクメディアからファイルメディアやストリーミングメディアに変遷していると言ってもよく、BD-Rの生産終了の理由が「需要が減少している」というのも頷ける。

ディスクメディアに対する想いはまだ少し残ってはいるが、心ではすでにファイルメディアやストリーミングメディアに移ろいでいて、それが心変わりすることは多分ないと思う。時代の歩調に合わせるだけである。

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