ドキュメンタリー「スター・トレック:ジ・エクスペリエンス/クリンゴン襲来/ボーグ侵入」(日本版スター・トレック:映画版コレクションBlu-rayの特典映像)

先日、公式に「スター・トレック:ザ・ネクスト・ジェネレーション-モーション・ピクチャー・コレクション」の4K UHD Blu-rayの発売告知がされたのだが、その映像特典の中には、Blu-ray版の映像特典として入っていた「STAR TREK:EVOLUTIONS」という特典ディスクはつかないという話を聞いた。その映像特典の中には、「スター・トレック:ジ・エクスペリエンス」の営業最終日の様子を撮影したドキュメンタリーと、アトラクションである「クリンゴン襲来」、「ボーグ侵入」の紹介映像も入っていた。それらが4K UHD Blu-rayにはつかないということで、「確かBlu-rayのBOXセットは持っていたよな?」と思って棚を探してみたところ、ちゃんと保管していた。BOXセットは買ってはあったものの、ついに一度も映画本編も特典映像も見ていない状態だったのである。それで、今日、ドキュメンタリーを見てみることにした。ちょうど、「スター・トレック:ピカード」のシーズン3第3話を見て、スター・トレックにまたハマってきていたので、タイミングが良かった。

「スター・トレック:ジ・エクスペリエンス」は、1998年1月4日から2008年までの10年間、アメリカのラスベガスにあるラスベガス・ヒルトンというホテルに併設されていたアトラクションである。10年間で300万人もの観客を動員したという。僕も確か営業期間内に一度だけ、友達と一緒に行った記憶がある。友達はトレッキーでもなんでもないので、アトラクションの設定とかちんぷんかんぷんだったと思うが、トレッキーな僕としては、大興奮するアトラクションだったと思う。僕が行った時にはまだ「クリンゴン襲来」しかアトラクションはなく、その後「ボーグ侵入」も追加されたと聞いている。

そのラスベガスにあった「スター・トレック:ジ・エクスペリエンス」の営業最終日の1日を時系列的にスタッフや観客たちの視点から描いたものが、このドキュメンタリーになる。28分という短さだが、なんとなく感慨深い内容だったと思う。スタッフも自分の仕事に誇りを持っているし、ファンもこのアトラクションを愛していたと感じた。僕もこの映像を見て、「懐かしいな」と思い出を思い返した次第である。

「クリンゴン襲来」と「ボーグ侵入」は、アトラクションそのものを動画撮影したもの。残念ながらアトラクション全編が収録されているわけではなく、特にアトラクションの肝になる映像体験の部分はほぼ端折っている。それでも、楽しい映像だったと思う。「クリンゴン襲来」は僕も体験したので、「そうそう、こんな感じのアトラクションだったな」と思い返して見ていた。

スター・トレックは断続的にではあるが、1966年の放送開始から現在までずっとテレビや映画、インターネットなどで番組提供が続けられてきた。それは、主人公たちが変わっても今後も続くのだろうと思う。僕個人のトレッキーとして、できる限りはエピソードを見続けていきたいなと思っている。

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