ホワット・イフ…? シーズン2第7話「もしも…ヘラがテン・リングスを見つけたら?」(Disney+)

あらすじ

アスガルドの王オーディンは、娘のヘラと共に9つの世界を制圧していった。9つの世界を制圧した後も、ヘラは全宇宙の制圧を欲しており、オーディンは、ヘラを力を奪った上で地球に追放する。

ヘラは地球でウェンユーと出会う。ウェンユーは犯罪組織テン・リングスのリーダーであり、魔術の如き力を持つテン・リングスを操って敵対するものを倒していた。ヘラはウェンユーからテン・リングスを奪い取ろうとするが、オーディンから力を奪われてしまい、冠も離れてしまったために、ウェンユーには勝てなかった。

その後、ウェンユーから共同で世界を支配しようと持ち掛けられるが、ヘラはそれを断り、アスガルドを神話の世界として崇めている北欧に行こうとする。その途中でヘラは魔術を操るジアイと出会い、彼女の気の使い方を学んでいく。そして、ヘラは取り憑かれていた全宇宙の支配という目的から、父からの解放を目指すようになる。

一方ヘイルダムからヘラの行方を見失ったと聞いたオーディンは、地球にテン・リングスがあることからそれを排除しようと地球にやってくる。ウェンユーはオーディンの軍隊と戦うが、そこにヘラも参戦し、オーディン対ウェンユー&ヘラの戦いに発展する。

感想

今回のエピソードは、マーベル・シネマティック・ユニバースの世界で「ホワット・イフ…?」という設定をうまく活かしていて、大変面白い話である。まさかソーの姉であるヘラと、「シャン・チー/テン・リングスの伝説」の世界観を融合するとは思いもしなかった。

ヘラの話もソーやロキは出てこないので、オーディンとヘラが9つの世界を制圧するというところから話が始まり、宇宙の制圧を欲求するヘラを追放したオーディンと、力を奪われ地球に追放されたヘラとの親子の戦いを、シャン・チーの世界で描いている。でも、シャン・チーも出てこないで父親であるウェンユーと、ジアイだけの登場という割り切り方がすごい。

前話がマーベルの世界観とあまり親和性がなかったような話だったので、今日のエピソードは、ヘラとテン・リングスというスーパーパワーを持ったものたちの戦いが派手に描かれていて、30分という配信時間が短く感じられた。

このエピソードはDOLBY ATMOSの効果も十二分に出ており、ヘラの戦い方や、テン・リングスの動きが縦横無尽に空間を動き回るので、それだけでも楽しめる。

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