ホワット・イフ…? シーズン2第8話「もしも…アベンジャーズが1602年に結成されたら?」(Disney+)

あらすじ

1602年、ヘラが女王を務める世界では天空に亀裂が走り、民たちが飲み込まれていた。亀裂はヘラをも飲み込み、キャプテン・カーターのレスキューも虚しく、ヘラは亀裂の中に消えていった。

世界の王は弟であるソーに委ねられたが、亀裂を防ぐべく別の世界からワンダの力によって呼び寄せたはずのキャプテン・カーターですら防ぐことができなかったことで、キャプテン・カーターはお尋ね者になる。

キャプテン・カーターは実はマルチバースを司るウォッチャーの存在を認知しており、ウォッチャーは、終わる世界にあるこの世界を助けることはできないから元の世界に戻るか、という問いかけをキャプテン・カーターにする。キャプテン・カーターは先駆者が彼女より先にこの世界に来たから、世界が崩壊に向かっている、と認識し、先駆者を探し出すべく、変わり者のスタークに接触し、先駆者を探し出す装置の開発を依頼する。

先駆者を探し出す装置にはソーの持つ杖が必要だったので、泥棒一味であるスティーヴたちと接触し、スティーヴたちにソーの持つ杖を盗むよう依頼する。そこにソーの配下であるハッピーがやってきて、キャプテン・カーターたちを捉えようとする。

壮絶な戦いの末にキャプテン・カーターは捉えられるのだが、持ち前のパワーで脱出し、スタークやスティーヴ、そしてハルクたちと共にソーの杖を持ち出して先駆者を探そうとする。

感想

「ホワット・イフ…?」ではすっかりお馴染みになってしまったキャプテン・カーターを主役にした、アベンジャーズ総出演の派手なエピソード。舞台背景が1602年と中世の時代なのと、アベンジャーズの面々が敵味方に分かれて戦うので、かなり興味深い。

キャプテン・カーターとスティーブとのラブロマンスももれなく描かれ、このシリーズではお馴染みの展開になっているので、ある種のストーリー固めになっている。

キャプテン・カーターが他のキャラと違うのは、物語を語るウォッチャーと会話できるという点だろう。言ってみればマルチバースを司る存在をキャプテン・カーターは認識していることになり、チートな世界観がリアリティを持つ要因になっている。

そして、終わるはずの世界を救おうとするキャプテン・カーターの活躍と、世界が終わる原因になっている先駆者の意外な正体は、先駆者がどうしてこのエピソードの世界にやってくる羽目になったのか、という展開と共に、驚きに満ちている。

さらにラストでまたこの人登場、というのと「To Be Continued…」とまだまだ話が続きそうな展開に、もしかしたら第9話も続きの話なのかも、という想像を起こしてしまい、楽しみである。

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