あらすじ
チョクトー族は、住んでいた洞窟が崩落し、チャファというリーダーの手によって難を逃れる。
それから長い時間が経過して、チョクトー族の末裔であるマヤ・ロペスは、子供の頃にボニーと仲良しだった。マヤは耳が聞こえず、手話で会話をしていた。マヤがココアを飲みたいというので母と一緒に買い物に出かけたが、何者かが車のブレーキに細工をしていたために事故に遭い、母は死去し、マヤも負傷する。
マヤの父はマヤの祖母から嫌われ、ニューヨークにマヤと共に拠点を移動する。マヤはジムでトレーニングを繰り返し、タフなファイターになるが、マヤの父がニューヨークを牛耳るキングピンにマヤを売ったため、キングピンの手下として行動することになる。
キングピンの邪魔をするものをキングピンは排除していたが、その戦いにマヤも参加する。キングピンの悪事を止めるべく活動するデアデビルやホークアイとも戦ったマヤは、次第に気持ちが変わり、キングピンを自らの手で抹殺する。
それから5ヶ月が経過し、マヤは故郷に戻ってくる。かつての知り合いたちに再会し、キングピンの遺産を叩き潰そうとするのだが、キングピンは実は生き延びていて、マヤの抹殺を図ろうとしていた。
感想
マーベルスタジオがマーベル・シネマティック・ユニバースとは連動しない単体の作品として制作、配信を開始したのが、この「エコー」である。物語はニューヨークを牛耳る悪党キングピンの元で戦いに身を投じていたマヤが、心代わりをしてキングピンを始末し、彼の遺産を排除しようとするが、キングピンは生き延びていて、マヤの抹殺を図る、というものである。
マーベル・シネマティック・ユニバースとは連動しないから、この物語から別の物語に話が影響することはないのだが、マヤの環境を説明するのに、他のシリーズでも顔見せ程度の参加をしていたデアデビルや、ホークアイがゲスト出演していて、物語の導入部としての関連はある。ただ、顔見せ程度なので他のシリーズを見ていなくてもドラマ上で説明はしているから、とっつきやすいのではないかと思う。
とっつきやすいとはいうものの、バイオレンスシーンがエグいので、子供向けではない。大人向けのオリジナル作品になっていて、今後もそれが続きそうである。
そして、物語に影響しそうなのが、チョクトー族という一族のパワーがマヤにもそのうち影響を及ぼしそうな気配が随所に感じられ、それがどう展開するのかは気にかかる。
全5話のドラマで、しかも配信時間が後半にいくに従って短くなっていくようなので、割と気軽に見られるシリーズではないかな、と感じている。
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