レビューの詳細は、ブレット・トレイン(DOLBY VISION/Netflix)|Apple TVで観た映画のレビューを参照のこと。
この映画は、輸入版4K UHD Blu-rayの時から気にはなっていたのだが、Blu-rayでは購入に至らなかった。その後もAppleのiTunes Storeでバーゲンでセールしていたり、Amazon Prime Videoで見放題配信されていたりしたので、注目はしていたのだが、どちらもDOLBY ATMOSでは配信されていなかったので、躊躇していた。
今回、Netflixで見放題配信がされたのだが、NetflixではDOLBY VISION/ATMOSの最強仕様で配信されていたので、今日、ようやく見る機会を得た。
映画は日本の人気小説家、伊坂幸太郎の「マリアビートル」を映画化したものであるが、原作小説を読んでいない僕としては、よくある勘違い日本描写の映画として、内容のコメディタッチの演出といい、笑いの取れる作品として鑑賞することができた。期待していたアクションシーンは期待したほどではなかったかなと思うが、舞台が新幹線の車内という設定なので派手に描けなかったのかもしれない。
最近のハリウッド映画では欠かせない役者になった真田広之が今作でも重要な役柄で登場し、美味しい場面を持っていくので、変な日本描写と言い、楽しみどころのある作品である。
変な日本描写とはいうものの、とんでもない勘違い描写ではなく、割と日本を正しく描写しているような雰囲気もあり、その点を含めても楽しめると思う。
映像はNetflix配信になってようやく4K/DOLBY VISIONでの仕様で配信されているので、映像のクオリティは相当高い。高精細の映像とカラフルかつ明るい画面は、見るものを魅了する。
音響もDOLBY ATMOSになって、臨場感はかなり高い。ダイナミックレンジ圧縮に伴う迫力のなさは残念だが、視聴者を取り囲むようなサウンドデザインは魅力的である。
傑作映画ではないが、2時間という上映時間を満足させるだけの出来にはなっていると言える作品である。
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