在沖縄米軍、グアムに移転へ

何日か前のニュースで知ったのだが、在沖縄米軍が在日米軍再編のため、今年の12月から徐々にグアムに拠点を移動させ、2028年までに9000人を沖縄から移動させるという話を聞いた。

その話を受けてだが、森永卓郎氏がラジオの番組で「在沖縄米軍を9000人もグアムに移動させるのならば、辺野古基地建設はいらないのではないか」という発言をしたようで、その話を聞いた時、僕も納得してしまい、膝を打ったものだった。

去年とか一昨年あたりに沖縄に旅行に行った際に、在沖縄米軍の普天間基地を見学したり、南部の戦跡巡りをして、沖縄がどういう状況なのか、自分なりに肌で感じ取ったつもりである。

個人的には辺野古基地の建設には反対だし、普天間基地の危険性の高さから早く撤退してほしい、とは思っている。辺野古については豊かな自然を破壊し、多額の税金を投じて建設をし、しかもそもそもの土地は軟弱地盤なので基地が完成できるのかもわからないという状況で、わざわざ作る必要はないと思っているのだが、これは政治家や役人の利得権益のために工事を行なっているという話があり、納得できないものになっている。

そもそも普天間基地の危険性除去のために、さらに危険性が沖縄本島全土に広がる辺野古に移設する必要はないだろうとは思っている。現実的なのはアメリカ軍撤退だろうけれど、日米安保を妙に強化したがる政治家が多いので、これは難しいかなとは思っている。

それでも、世界の警察を自認しているアメリカ軍がグアムに軍隊を移転していくということは、日本をアジアの防御線にしていた方針を変更するこということになるし、そろそろ日本もアジアの各国とどう付き合っていくかを考え直した方がいいのではないかと思う。武力増強ではなく、どう対話でややこしい問題を解決していくかが、本来の政治の世界ではないかと思う。

どちらにしても、この在沖縄米軍移転の話は、今後も注視していく必要はあると思っている。

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