映画「SE7EN」の輸入盤4K UHD Blu-rayが入手困難で慌てる

2025年が明けて最初に注目を集めた輸入盤4K UHD Blu-rayリリースといえば、デヴィッド・フィンチャー監督の1995年のヒット作『SE7EN』の4K UHD Blu-rayである。日本国内でも、3月には4K UHD Blu-rayがリリースされる予定であり、1月31日からは劇場公開30周年を記念して、IMAXシアター限定でのリバイバル上映も行われるという。

1995年当時を振り返ると、僕はこの『SE7EN』を輸入盤レーザーディスクで鑑賞した。その後味の悪さを含めて強烈な印象を受けた作品であり、特にフィンチャー監督の色彩設計や、絶え間なく降り続ける雨の描写など、まさに渾身の一作だと感じた記憶がある。その後、輸入盤DVDは購入してホームシアターで楽しんだが、輸入盤Blu-rayには手を出さなかった。そして今回、4K UHD Blu-rayのリリースが発表され、非常に期待していたのだ。

ネットニュースによれば、フィンチャー監督はオリジナルネガを8Kスキャンして修復を行い、それをさらに4Kスキャンし直したという。画質面でも大いに期待できる内容であり、本来なら発売前に予約注文をするべきだった。しかし、最近の円安の影響で、いつも利用しているDVD Fantasiumでは割高になると考え、発売後にAmazon.comで他の作品とまとめて注文しようと考えていた。

1月7日が発売日で、1月10日の夜にAmazon.comで在庫を確認したところ、驚いたことに『SE7EN』の4K UHD Blu-rayが全く検索にヒットしなかった。最近はBlu-rayの売れ行きが低迷していることもあり、発売後でも初回盤が手に入ると高をくくっていたのだが、この結果には焦りを感じた。調べてみると、Amazon.comでは『SE7EN』の4K UHD Blu-rayが日本への出荷対象外となっており、検索結果にすら表示されない仕様になっていることが判明した。

10日の夜、慌ててWOW HDで在庫を確認したが、「SOLD OUT」の表示で注文不可。最終的にはDVD Fantasiumでスティールブック版が売り切れていることを確認し、通常版を注文することにした。値引率は10%と控えめだったが、現状で輸入盤4K UHD Blu-rayを取り扱う店舗はDVD Fantasiumくらいしか思い当たらず、迷う余地はなかった。

注文後、念のためeBayでも検索してみたところ、複数の出品者から購入可能な状況ではあったが、価格が高騰していた。また、AppleのiTunes Storeではデジタル配信版が1600円で提供されており、最悪の場合はこれを利用して4K画質で楽しむ選択肢も考えている。

現時点では、DVD Fantasiumに注文した『SE7EN』が無事に発送されることを祈るばかりだ。この作品がここまで人気を集め、入手困難になるとは予想していなかった。それだけ映画ファンの間で根強い支持を得ている作品であるということだろう。『SE7EN』の4K UHD Blu-rayは日本語字幕や吹替音声も収録されたグローバル仕様であり、権利関係が複雑なために入手が難しいのかもしれない。

とりあえずは到着を待つしかない状況だが、1月31日からのIMAX限定公開のリバイバル上映にも、ぜひ足を運びたいと思っている。

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