昨年末から、ネットニュースではタレントの中居正広が犯したらしい性加害事件について、さまざまな憶測が飛び交っていた。元々は女性週刊誌がスクープし、週刊文春が続けて報じたことがきっかけだが、わかっているのは、中居正広と被害者女性が二人きりになって何か事件を中居正広が犯したことと、その賠償金として9000万円という驚愕の金額を支払ったということだけ。
ただ、事件にはフジテレビが関与したとか色々憶測も流れていて、テレビ局が全くこの件を報道しない中、ネットではどんどん悪い話題となって増幅していくのが気になっていた。
僕は中居正広のファンではないし、地上波テレビもほとんど見ない人なので、中居正広が事件を犯してテレビから消えようがどうでもいいことなのだが、もしフジテレビが事件に関与しながらダンマリを決め込むようであるならば、ジャニーズ性加害の時と同じく忖度をしているものとして判断しようと思ってはいた。
そんな中、昨晩、中居正広が釈明文を公式に発表し、それを受けてテレビでもようやく報道を開始したという次第なのだが、僕も釈明文を読んで、違和感を感じた。それは次の一文による。
なお、示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました
この一文、本人が本当に示談成立により芸能活動を継続できると思っているのだろうか。確かに示談が成立したことによって、この事件が明るみに出る前までは芸能活動はできただろうが、事件が世間に明るみに出てしまった以上、このまま芸能活動ができるとは思えない。本人のイメージは地に落ちてしまったし、スポンサーもテレビ番組制作班も中居正広を火中の栗を拾うが如くの起用をするとは思えない。
事件自体が守秘義務があるということなので、昨晩の釈明文を読んでも事件の真相は藪の中だし、被害者自体が事件を明るみにさせたいかどうかもわからないから、この事件は藪の中のままのような気がするが、少なくとも中居正広についた負のイメージは、取り消せないし、このまま芸能活動をフェードアウトさせるしかないと個人的には思っている。
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