昨日から、兵庫県知事・斉藤氏のパワハラ疑惑に端を発した兵庫県政の混乱について、日本維新の会の兵庫県議3人による釈明会見や、TBSの「報道特集」のYouTube見逃し配信を視聴していた。それでも、心がスッキリすることはない。当然のことながら、疑念が多数残る中で納得できるはずもない。
今日は祝日で、特に何をする気もなかったため、昼食をとりながら4KテレビとApple TV 4KでYouTubeをザッピングしていた。すると、「兵庫県政を正常に戻す会」が県民集会を開催するという告知を見つけた。当然ながら兵庫県民のための集会ではあるが、何人かのYouTuberがライブ配信をするようであった。
「兵庫県政を正常に戻す会」のスタンスをネットで調べたところ、斉藤知事に対するカウンターとして機能している団体のようだった。そして、YouTubeでライブ配信を予定していたYouTuberのひとりである菅野完が会の相談役を務めていることを確認した。そこで、彼の配信を通じて県民集会を視聴することにした。
県民集会の会場は700人以上の観客で溢れかえっていた。参加者の内訳は、兵庫県民が半分、県外の人が半分といったところだろうか。兵庫県の混乱に対し、県外からの参加者が多いことには少々驚いた。しかし、YouTubeのライブ配信を視聴している自分のような人間も含めると、兵庫県政の混乱が兵庫県だけの問題に留まらないことを示しているのではないかと感じた。
こうした政治的な活動を視聴するのは、同じくYouTubeで頻繁に見ている「Arc Times」の報道を除けば、2024年11月に参加した憲法9条改正反対集会以来だと思う。自分がこうした政治的問題に関心を持つようになったのは、年齢の影響もあるだろう。しかし、それだけでなく、兵庫県の問題に限らず、世界中でさまざまな問題が発生し、その現実を日々突きつけられていることも関係している。だからこそ、関与せざるを得ないのだ。
県民集会では、さまざまな出演者が自身の意見を表明していた。数日前、選挙ウォッチャーちだい氏が「兵庫県の県民集会に出席する」と言っていたのを覚えていたが、彼がステージに登場すると観客の拍手はひときわ大きかった。ちだい氏は、かつてNHKから国民を守る党の党首・立花孝志氏とただひとり戦っていた人物である。彼の話には共感できる部分も多かったし、その他の出演者の意見表明にも心を打たれる場面があった。
ただし、この県民集会があくまで斉藤県知事に対するカウンターとしての視点からのみ語られている点には留意する必要がある。斉藤県知事擁護派の意見を自分はあまり聞いていないし、聞く必要があるとも思っていない。というのも、斉藤県知事のパワハラ疑惑に関しては自分なりの見解を持っており、擁護する必然性を感じないからだ。
それでも、兵庫県という一地方の選挙や県政の混乱が、実際には世界的な問題と同一であることを考えると、こうした県民集会をYouTubeという媒体を通じて視聴できたのは有意義な体験であった。
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