以前、兵庫県知事である斉藤知事のパワハラ疑惑について関心があると記事にしたことがある。当然、それに関わる人物として立花孝志氏も登場するのだが、名誉毀損の可能性があるとChatGPTに指摘されたため、意味不明な文章になってしまった経緯がある。
その後、選挙ウォッチャーちだい氏の著書『「NHKから国民を守る党」とは何だったのか?』を読んだことで、立花孝志氏に対する不信感がより強まった。立花氏はYouTubeで75万人ものチャンネル登録者を有する著名人であり、気にせざるを得ない存在だった。それもあり、兵庫県における百条委員会の進捗を注視していた。
事態が大きく動いたのは、ここ2〜3週間のことだ。百条委員会のメンバーである日本維新の会の岸口県議、増山県議、白井県議が相次いで「自分は立花孝志氏と接触した」と公言し始めたのである。発言内容はさまざまで、自己責任から逃れようとするような印象を受けた。しかし、この3人が本来提供すべきではない情報を立花氏に提供し、それを立花氏が利用した、という点では共通していた。
今日、映画を自宅で観たのでその感想を書こうとMacBook Proに向かっていたところ、「13時から日本維新の会の岸口県議、増山県議、白井県議の記者会見を開く」というYahoo!ニュースの速報が入ってきた。それで、YouTubeのArc Timesチャンネルでライブ配信を視聴した。映画の感想はまだ書けていないが、下書きはあるので清書するだけだ。
記者会見は、トイレ休憩や飲み物を取りに行く、洗濯物を片付けるといった合間を除いて、ほぼすべて観た。しかし、岸口県議、増山県議、白井県議の記者たちの質問に対する回答は、かなり不誠実に感じられた。そもそも、兵庫県知事選挙に立候補している立花孝志氏を「マスメディアの一つ」とみなして、「県民が知るべき情報だ」と勝手に判断し、情報を提供するというスタンス自体がおかしい。さらに、質問しているメディアの一部には、日本維新の会の応援者である粗品氏などが加わっており、日本維新の会や岸口県議、増山県議、白井県議を擁護するような質問も目立った。粗品氏の出席に対しては、横田一氏が警告を出す場面もあった。
記者会見は3時間を経過し、現在16時だが、まだ終わっていない。現在は休憩時間に入っている。しかし、兵庫県知事選挙を他県のことながら注視していた僕としては、日本維新の会という政治団体に対しても不信感が強くなっている。日本維新の会がかつて斉藤県知事を応援していたという事実を考えれば、斉藤県知事の再選が本当に妥当だったのか、大きな疑問が残る。そして、この3人が記者会見を開かざるを得ない状況にまで追い込まれているにもかかわらず、自ら議員辞職しようとしないことにも強い不信感を抱く。
兵庫県知事のパワハラ疑惑から始まったこの混迷は、次々に新たな疑惑を生み、さらに疑惑を呼ぶ状況にある。この問題の着地点がどこになるのか、今後も注視していきたい。
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