ロンドン旅行のための英文薬剤証明書に主治医のサインをもらう

先週、ゴールデンウィークに予定しているロンドン旅行のために、イギリスのETAを申請したことについて書いた。その際、「次は英文の薬剤証明書に主治医のサインをもらう必要がある」と述べていた。

イギリスでは、基本的に病院で処方された薬の持ち込みは、一部の例外を除いて許可されている。僕の場合、精神疾患を抱えており、抗精神薬や睡眠薬を服用しているが、持ち込み可能な量には制限があるものの、持ち込み自体は禁止されていない。アメリカのように持ち込んだだけで逮捕されるということもない。

とはいえ、イギリス大使館の公式声明によると、「医師または薬剤師が作成した英文の薬剤証明書を携帯することが望ましい」とされている。入国審査で何らかのチェックが入った際、不必要なトラブルを避けるためにも、英文の薬剤証明書を準備しておく方がよいというわけだ。

ロンドン旅行を決めた際、この英文の薬剤証明書をどう用意するかは懸案事項の一つだった。先月の通院時に主治医に相談したところ、「私は英語ができないので、英文の薬剤証明書は作成できない」と言われた。僕も主治医が英文の書類を作れるとは思っていなかったため、ネットでテンプレートを探し、それをもとに自作し、主治医のサインだけをもらう形にせざるを得ないと考えていた。

ネットでテンプレートを探してみたが、どれも帯に短し襷に長しで、ちょうど良いものが見つからなかった。そこで、ふとChatGPTでテンプレートを作成させることを思いついた。試しに指示を出してみたところ、ものの数秒で適切なテンプレートが出来上がった。

あとは、自分が服用している抗精神薬や睡眠薬の名称を、薬局でもらった処方箋をもとに英訳し、1日に何錠・何回服用するかを英語で記載。さらに、自分の名前と生年月日、病院の名称と住所をmacOSのPagesで書き込み、印刷した。残る作業は、主治医のサインと日付を手書きで入れてもらうだけである。

そして今日、通院の際に印刷した英文の薬剤証明書を持参し、主治医にサインと当日の日付をボールペンで記入してもらうよう依頼した。さすがに自分の名前と日付をローマ字で書くだけなので、主治医も快く対応してくれた。その後、病院の事務所で公式のハンコを押してもらい、英文の薬剤証明書が完成した。

実際にこの英文の薬剤証明書を使う機会があるかどうかは分からない。イギリス入国時、手荷物検査で薬のチェックを受けた場合に必要になる可能性があるが、もしスルーされた場合は全く不要となる。それでも、いざというときに証明書があれば説明がスムーズになるため、用意しておいて損はない。ここまで準備が整うと、精神的にも安心できる。あとはガイドブックを読みながら、どこを観光しようか考えたい。

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