ロンドン旅行の残金が引き落とされたので、イギリスのETAを申請し、あっさり通過

今年の1月末、HISのゴールデンウィークに行く予定のロンドンツアーを申し込み、頭金として125,000円を振り込んだ。今年こそ長年の夢だったロンドン旅行を実現させるつもりだったが、昨年母が亡くなり、父が一人になったことで、万が一の事態を考慮する必要があった。最悪の場合に旅行をキャンセルすることになった際、できるだけ損失を抑える方法を検討した結果、HISのツアーが最もリスクが少ないと判断した。

ツアーを申し込んだ後、3月19日まではキャンセル料が無料だったが、3月20日以降は段階的にキャンセル料が発生する仕組みになっていた。そして、旅行代金の残金である525,000円は、クレジットカードのセキュリティチェックに引っかかることもなく、無事に引き落とし処理が完了した。

この時点では、ゴールデンウィークのロンドン旅行に特に障害はなさそうだった。そこで、旅行代金の残金が引き落とされた3月20日の午後、イギリスのETA(電子渡航認証)を申請することにした。

ETAは2025年1月8日より導入された制度で、イギリスに旅行する際に事前申請が必要となっている。なお、ビザを取得する場合や長期滞在する場合にはETAは不要だが、6ヶ月以内の短期旅行や滞在にはETAが必須である。ETAが承認されると、2年間、またはパスポートの有効期限が切れるまでの間、何度でもイギリスへ渡航できる。

申請料は現在10ポンドだが、4月9日から16ポンドに値上げされるとETAの公式サイトに記載されていた。ゴールデンウィークの旅行なので、急いで取得する必要はなかったが、4月9日以降に申請すると余計なコストがかかるため、10ポンドのうちに申請することにした。

ETAの申請方法としては、スマートフォン用のETAアプリを利用するのが最も簡単である。PCのブラウザでも申請できるが、パスポート情報の手入力や顔写真の別途準備が必要となり、手間がかかる。一方、スマートフォンのETAアプリを使えば、パスポートの情報をカメラで撮影するだけで自動入力され、ICチップの情報もスマートフォンをかざすだけで読み取れる。また、顔写真の撮影もスマートフォンで完結し、申請料の支払いもスマートフォンの決済機能でスムーズに行える。なお、ブラウザでもアプリでも説明は英語のみのため、英語の読解力がないと申請はやや面倒に感じるかもしれない。

僕はiPhoneにETAアプリをダウンロード・インストールし、アプリの指示に従って申請を進めた。パスポートの撮影はiPhoneのカメラで簡単に完了し、ICチップの情報もマイナンバーカードの読み取りと同じ要領で問題なく処理できた。顔写真の撮影もiPhoneでスムーズに行え、支払いはApple Payを利用し、10ポンド(その日の為替レートで2,007円)で決済した。

手続き自体は15分ほどで完了した。公式サイトには「承認まで最大3営業日かかる」と記載されていたが、実際には申請完了直後に承認メールが届き、すでにイギリスへの入国が可能な状態となった。

実際にイギリスへ到着した際には入国審査が行われるが、その際にETAの手続きが完了していることを伝えれば、多少は手続きが簡略化されるようである。

こうして、ロンドン旅行に向けた準備が着実に進み始めた。次のステップとして、通院時に主治医に英文の薬剤証明書へのサインを依頼する予定である。僕は精神疾患を抱えており、抗精神薬などを服用しているため、渡航時のトラブルを避けるためにも英文の薬剤証明書を用意する必要がある。主治医は「英語はできない」と言っていたため、僕がChatGPTを利用してテンプレートを作成し、薬剤の説明も可能な限り英語で記載した。あとは主治医がローマ字でサインをすれば完成するように準備を整えている。

ロンドン旅行への準備が進むにつれ、気分も徐々に高まってきている。

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