レビューの詳細は、トゥルーマン・ショー(DOLBY VISION/Netflix)|Apple TVで観た映画のレビューを参照のこと。
この水曜日にゲーム機のPlayStation 5を購入したのだが、PlayStation 5にはSONY PICTURES COREというアプリがあり、SONY PICTURESの映画がAppleのiTunes Storeのように販売、レンタルされている。せっかくなのでカタログは見たのだが、販売、レンタルされる映画の価格を見ていたところ、IMAX ENHANCEDの仕様というのはあるが割と高かった。それで、SONY PICTURES COREで販売、レンタルされる映画が他の配信サービスで提供されていないかをチェックしていたところ、Netflixあたりでは定額見放題で提供されているようだった。それで、最近試聴していなかったNetflixの映画カタログを探していたところ、この「トゥルーマン・ショー」が6月17日までの期限で配信されていたので、見る気になった次第である。上映時間が短かったというのもある。
「トゥルーマン・ショー」は昔、輸入盤レーザーディスクを買って見た記憶はあるが、20数年前の話なので、あらすじしか覚えていなかった。輸入盤4K UHD Blu-rayもリリースされているが、手を出さなかった。当時鑑賞してそんなに所有欲を掻き立てる作品ではないと判断してのことだったが、改めて定額見放題のNetflixでこの作品を見ると、割と現代に通じる問題を取り上げた真面目な映画だな、という感想を持った。
一応はコメディなのだが、作品的に笑える部分は少ない。コメディ俳優のジム・キャリーも真面目に演技しているし、監督のピーター・ウィアーが演出しているのでコメディ要素が排除されているかのように感じる。脚本は「ガタカ」で一部から高い評価を得ているアンドリュー・ニコルの手によるものなので、脚本からしても真面目な内容である。
Netflixは他社からの買い入れ作品でも4K/DOLBY VISION/DOLBY ATMOSの仕様で配信されることが増えてきたが、この「トゥルーマン・ショー」もこの仕様である。Paramount Picturesの映画であるが、Paramountの配信サービスParamount+がHD/5.1chの仕様までしか日本ではサービスしていないので、Netflixの仕様は意欲的である。4K/DOLBY VISIONの映像は魅力的だし、DOLBY ATMOSのイマーシヴ・オーディオの効果は絶大である。
たまたま偶然的に20数年ぶりに見返した「トゥルーマン・ショー」であるが、良い出来の作品だなと、印象を新たにした。配信終了間際に見ることができたのは幸いだと思う。
コメント