レビューの詳細は、Moonrise Kingdom(Blu-ray)|ムーンライズ・キングダム|輸入盤DVDで観た映画のレビューを参照のこと。
今日、本当は渋谷に映画を見に行こうか考えていた。しかし、渋谷で映画を見るには8時に家を出なければならないので早起きが必要だし、家の掃除ができなくなることも問題だった。体調的にもあまり思わしくなく、今朝起きた時には6:35と遅い時間だったので、映画を見に渋谷に行く気はなくしていた。
その代わりに朝食を食べて家の掃除をした後、何かBlu-rayで映画を見ようとは思っていた。何を見るかは考えたのだが、昨日、CRITERION COLLECTIONが9月にウェス・アンダーソン監督の映画のBOXセットをリリース、というニュースを聞いた。価格を見たら$500とものすごい高額である。そのBOXセットは4K UHD Blu-rayで作品を収録しているのであるが、BOXセットに含まれる作品のいくつかはBlu-rayでコレクションしたものの全く見ていなかったディスクが多数あった。それで、コレクションしていたBlu-rayの中から「ムーンライズ・キングダム」を選んで鑑賞した次第である。
作品は、少年少女の恋愛模様を描いた作品ではあるが、コメディ要素も強く、真剣な恋愛ものではなく、客観視視点で描かれているのが特徴である。登場人物を突き放して描いているから、感情移入はせずに物語を淡々と楽しむことができる。
また、登場する大人たちも客観的視点で描かれているので、こちらにも感情移入はせずに佇まいを見ることができて、登場人物を突き放した感じで見ることができる。
ウェス・アンダーソン監督の映画はどことなくコメディ要素が強い作品ばかりなので、ロマンス映画である本作もコメディ的に描いており、そのギャップが笑いを呼んでいる。
Blu-rayで鑑賞したので画質はHD画質の範囲かなと思っていたら、結構甘い画質だった。IMDbで調べると16mmフィルムで撮影されて2Kのデジタルマスターでまとめられた、とあったので、画質は16mm以上のものが出てくるわけもなく、甘い画質になっているのが納得の出来であった。
音響はdts-HD MA 5.1chのサラウンドチャンネルであるが、意外と音数が少ないので、サラウンドもあまり効果がない。しかし、クライマックスの嵐のシーンだけはサラウンドが全開で唸るので、効果を発揮している。
CRITERION COLLECTIONのBOXセットは価格が高すぎなので買わないとは思うが、輸入盤Blu-rayで買い求めた作品はまだ見ていないのが2本ほどあるので、そのうち見ようかと思う。
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