ここ1種間ほど、僕が資産を預けている銀行の普通預金に、入金が続いている。僕の銀行における入金とは、基本的に仕事の給与の振り込みになるので、「なんで、今の時期に入金があるの?」と疑問を抱いていた。
iPhoneの銀行アプリを開くと、原因がわかった。普通預金口座に貯金を預けているのだが、その貯金に対して利子がついたのである。調べてみると、貯金に対して0.2%ほどの利子がついている。額的にはそんな大金でもないが、昼食代数回分ぐらいの額にはなっている。
で、なんで今更ながら普通預金口座に預けている貯金に利子がついたのかを考えたら、ここ数年の異常なインフレと円安基調の中、政府もついに安倍政権下で行っていた「異次元の金融緩和」を取りやめ、利子をつけ始めたことは無関係ではない。
インフレが続けば、当然金利も上昇させなくては、色々な物事の釣り合いが取れない。それで日銀もようやく重い腰を上げて金利を上げ始めたのであるが、それが銀行の普通預金口座に預けてある貯金に対しても、利子という形で金利が上がったのだと言える。
「異次元の金融緩和」政策のもとでは金利0%が長らく続いていたので、普通預金の口座から生み出される利子も当然0%で、全く恩恵に与れなかったが、今後は徐々にだが金利も上がっていくのだろうし、利子もついてくると思われる。
ただ、金利が上昇すると、住宅ローンも変動金利制が上がってくるので、ローンを借りている人はきついかもしれない。僕もローンは借りているが、僕の場合は固定金利制で運用しているので、金利が上昇しても、決まった利率の金利でしか支払わなくてもいい。現時点ではまだ変動金利制のローンのほうが安いが、この先どうなるかはわからないし、固定金利制での支払いになんとかなると計算の上でローンを組んでいるから、問題は少ないだろう。
普通預金口座に金利がついたのは多少は嬉しいが、食料品の値上げラッシュには頭を悩ませている。食費がかなり嵩んでいるのだが、生活必需品なので削りようもない。今のところは貯金はあるのでなんとかなるとは思っているが、厳しさを増すようならば、趣味の映画の輸入盤Blu-ray購入を控えざるを得ないかもしれない。最も、僕の平均余命からすれば、多分購入を控えなくても大丈夫、という算段はある。持っている輸入盤Blu-rayを見終わる前にプレイヤーの寿命が尽きるか、僕の寿命が尽きるかしそうである。