あらすじ
ウェンズデーは失った力を取り戻そうとしていた。叔母と会ったウェンズデーは、カラスの力を使えば一時的に失った力を取り戻せると聞いた。しかし、カラスの力を使う際に邪魔が入ると呪われてしまうとも言われてしまった。
それでもウェンズデーは失った力を一時的にでも取り戻そうと、墓地に行き、カラスの力を使おうとする。しかし、ネヴァーモア学園では夜間の外出禁止令が出ていて、見回りが寮を見回っていた。ウェンズデーがいないことがバレると問題になると思ったイーニッドはウェンズデーがいる墓地に行き、カラスの力を使っている最中のウェンズデーを邪魔してしまう。そのため、ウェンズデーとイーニッドの心が入れ替わり、ウェンズデーの体にはイーニッドの心が、イーニッドの体にはウェンズテーの心が宿ってしまう。そして、そのカラスの呪いを解かないと、二人とも死んでしまうこともわかる。イーニッドがウェンズデーのせいで死ぬのという予言は、このことを指していた。
一方タイラーを連れ去った母は、隠れ家に二人でいた。母は化け物であるハイドに何回も変身していたため、体を壊していて、寿命も短かった。そこにスラープが現れる。スラープの本性はタイラーの母の弟だった。タイラーの母を救うべく、弟であるアイザックは、教授の命を支えているエネルギーを持ち去り、姉からハイドを分離しようと企む。
いつでもどこでも姿を自由自在に消したり現したりするアグネスは相変わらずウェンズデーにまとわりつくが、中見イーニッドのウェンズデーのことを知らなくて、困惑する。中見イーニッドのウェンズデーは、イーニッドの考え一つでおしゃれな格好で学園内を歩き回り、他の生徒の注目を浴びる。
中見イーニッドのウェンズデーのことを母であるモーティシアもわからず、ウェンズデーがおかしくなったと思い込んでいる。中見ウェンズデーであるイーニッドはアダムス一家の絆がウェンズデーを強くすると叔母から教えられる。ウェンズデーと母であるモーティシアの距離感が問題だとも言っていた。
イーニッドの死を阻止するためには、カラスの呪いを解く必要があったが、アグネスがタイラーやアイザックが教授のエネルギーを奪ったのを見て追跡してしまったため、アグネス救出のためにイーニッドもウェンズデーもそちらを優先する。
感想
エピソード6は、謎が色々解けていく様が面白いのだが、何よりも目玉はウェンズデーとイーニッドの心がカラスの呪いにより入れ替わってしまうという展開だろう。普段はクールなウェンズデーが、心がイーニッドのウェンズデーになるとイーニッドの思いのままに笑顔を見せたり、ファッションに凝ったりと、普段のウェンズデーからは見ることのできない意外な一面を表現するので、かなり面白い。
逆に心ウェンズデーのイーニッドは普段とは逆にクールな立ち振る舞いをしてしまうので、クールビューティな雰囲気をよく現している。この二人の入れ替わりが物語の根底にあったイーニッドが死ぬという予言の結果に至る展開になっているので、どう事態を解決するのかが見どころである。
また、ハイドに変身してしまうタイラーとその母親、母親の弟にあたるアイザックが一堂に集結して、母親のハイド化を分離しようとする企みも面白い。アイザックがパグズリーが蘇らせたゾンビであるスラープだったという意外な展開も興味深いものがある。
物語も残り2話だが、ウェンズデーが力を発揮しきれないのはアダムス家の絆から距離を置いているという展開をどう回収するのかにかかっていると思う。残り2話も面白そうである。
コメント