昨日の夕方から夜にかけて、ネットニュースで報道していたので知ったのだが、楽天モバイルの契約者数がついに1000万契約を突破したそうである。ただ、これには純粋なMNOとしての楽天モバイルの他にMVNOとしての楽天モバイルや、法人契約、株主優待特典としての回線提供も含まれるというので、多くの人は複数回線を保持しているのではないかと思う。僕ですら、地腹を切って契約している個人回線と、株主優待で提供されている30GB/月の無料回線の2回線を保有しているので、1000万契約のうち、2回線は僕が契約していることになる。
楽天モバイルの契約をしてからすでに2年が経つ。2年の間に福岡から横浜に引っ越すという一大イベントがあった。住まいの環境が変わると、電波状況も大きく変わる。楽天モバイルで不満があるとすると、京浜急行や東急電鉄、JR東日本などの鉄道に乗車していて、ターミナル駅に到着すると、途端にデータの転送速度が極端に落ちることだろうか。実際、横浜駅や品川駅あたりに来ると、ずっと聞いているApple Musicの音楽は流れ続けているものの、Yahoo! Japanアプリのニュース記事は全く開かないし、Safariでブラウズしようとしても開かないことが多々ある。
また、イベント会場に行って、iPhoneにインストールしたイベントアプリで電子チケットを提示しようとすると、電波が弱くて電子チケットが提示できない、なんてことも最近2度ばかりあった。最もそのうちの1回は、電子チケットの提示は不要で、受付で自分の名前と電話番号を申告すれば、電子チケットで予約した時の情報を紙のリストと照合していたので、電波が弱くて電子チケットが表示しづらくても問題はなかったのだが。
ここ最近はコンサートにもよく行ったが、会場によっては電波が弱くて使い物にならず、開演まで場内のBGMをただ聞いているだけなんてこともあった。これは楽天モバイルだけではなく、他のキャリアでも起こりうる話なので、楽天モバイルの弱点というわけでもないが、せっかく獲得した700MHzのプラチナバンドも赤字が累積しているせいか、なかなか整備が進んでいないようである。今のところはauのプラチナバンドのローミングで凌いでいるので、どうしようもなく不便というわけでもない。
上を見ればキリがないのであるが、仕事が在宅勤務主体になってしまい、iPhoneが自宅Wi-Fi圏内で使うことが多い中では、あえて楽天モバイルから他キャリアに切り替える気にはなっていない。他キャリアに切り替えると通信費が途端に高くなるし。また、docomoのAhamoから楽天モバイルにMNPしたのだが、今でもdocomoの通信状況は良くないと聞くので、docomoは移動先としては対象外になってしまうのも、他キャリアへの移動を考えられない理由である。せっかくならば低価格でApple Watchのセルラー通信も使いたいので。
目標だった1000万契約を達成したので、次は設備増強をお願いしたいところである。それが叶えば、割と勧められるキャリアになると思う。現時点では誰にでも勧められるキャリアとは言いづらい。
