土曜日に、T・ジョイ横浜のDolby Cinemaで「アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ」を鑑賞して、その興行収入がどうなるのかが気になっていた。映画マニアなので、いつもヒットしている映画や見た映画の興行収入は気にしているのだが、「アバター」シリーズは全世界興行収入で歴代No.1とNo.3を叩き出しているので、三作目になる本作がどういう推移で興行収入を上げていくのかはいつもより気になっていた。
Box Office Mojoによるとこの週末3日間の全世界興行収入は345百万ドルに達しているという。この数字は多分日本や一部の国の興行収入は加算されていないと思う。集計時間の関係で間に合っていないと思っている。なので、もう少し上積みをする可能性はある。
制作費が400百万ドルだというから、もう少しで制作費には追いつくが、利益を出すには制作費の2-3倍の興行収入を上げる必要があると言われている。制作費のほかに宣伝費などがかかってくるからである。となると、800百万ドル-1200百万ドルを稼がないといけないことになる。「アバター」シリーズは初動型の映画ではないからどうなるかはまだ読めないが、流石に今回は厳しいのではないかという気はしないでもない。これでまた全世界興行収入が2000百万ドルを超したら、驚く。
アメリカでの興行収入は88百万ドルとのことで、大ヒットの目安である100百万ドルには届かなかった。前作「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」の時は134百万ドルだったから、やはり売り上げは落ちている。ここからどうなるかは見ものである。
日本では興行収入よりは観客動員数で測られることが多いが、初登場2位だそうである。1位は「ズートピア2」ががっちり守ってしまっているので、1位の座を奪うことができなかった。日本では「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」が全世界で唯一大幅売り上げ減になった国なので、「アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ」が売り上げを伸ばすのは厳しいかもしれない。
それでも、ディズニーは「ズートピア2」と「アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ」のワン・ツー・フィニッシュを決めているので、笑いが止まらない状況ではないだろうか。
個人的にはDolby Cinema 3Dで見た4K/3D/Dolby Vision/HFR/Dolby Atmosの「アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ」のインパクトが強かったので、ヒットしてほしいと思っているが、どうなるのかこの正月休みや年明けにも注視していきたい。
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