映画「THE GUILTY/ギルティ」(Apple TV 4K/Netflix/DOLBY VISION)

 レビューの詳細は、THE GUILTY/ギルティ(DOLBY VISION/Netflix)/Apple TVで観た映画のレビューを参照のこと。Netflixオリジナル映画で、ちょっと気になっていた映画が、この「THE GUILTY/ギルティ」で、監督がアントワーン・フークア、主演にジェイク・ギレンホールが名を連ねていることから、そんなにハズレではないだろうと思って見た作品である。個人的にはそこそこ面白かった作品ではあるのだが、観客評価はあまり高くない。批評家評価は水準並みなのだが、観客のウケが悪かったのは、なぜだろうと思う。この映画は同名のデンマーク映画のリメイクで、ストーリーは、911緊急通報部署に回された主人公が、ある女性からのエマージェンシー・コールを受けて、彼女を救うべく奮闘するのだが、その中で主人公が抱える闇や、ある女性の抱えている闇が明らかになっていき、意外な真相に辿り着く、というサスペンス映画である。物語の舞台は911緊急通報部署のフロアだけで、そのほかが映ることはほとんどないので、限られた空間でのスリルが味わえる。また、登場人物も主人公とその他のオペレーター数名だけが画面に登場し、その他の人物は全て電話の向こうの声のみの出演なので、これもあっさりしていると思う。映像は4K/DOLBY VISIONで、4K解像度が効果を発揮している。911緊急通報部署がほとんどのシーンで写っているので、色彩に変化は少ないが、暗がりの部屋のコントラストはしっかりしている。音響もDOLBY ATMOSで、主人公が受け取る電話の向こうの音がサラウンドするという効果を生み出していて、なかなか面白い。絶賛するわけでもないが、そこそこ面白かった作品だと思う。

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